吸血学園［ONEPIECE］

第37話 ページ38

《Eternalpromise》









永遠の約束









吸血鬼と人間の、あってはならない禁断の愛









人間は、契約したヴァンパイアにのみ血を与え









吸血鬼は、契約した人間の血のみ吸う









吸血衝動は契約相手の前でのみ起こる様になる









どちらかが死ねば契約は切れる









ただし、例外もある









……









その本にはそう記されていた









『例外……？』









ミホーク「続きは……引きちぎられているな。残念だがここまでしか読めないようだ」









『例外って、何なんでしょう？』









ミホーク「お前のような、姫の存在じゃないか？」









『……私が契約するとどうなるんでしょうか……この続きが気になります』









ミホーク「校長なら何かわかるかもしれん。今度聞きに行くといい。」









『そうですね、ありがとうございました！』









ミホーク「他にも何かないか探してみるか」









ミホークさんが立ち上がった時









ゴーン ゴーン ゴーン









予鈴の鐘が鳴った









『あ、予鈴……そろそろ授業始まりますね。』









ミホーク「そうだな……また今度探そう。何かあれば頼れ。」









『はい！ありがとうございます！』









そして放課後、私は校長室を訪れた









鶴「なんだい？そっちから来るなんて、珍しいじゃないか」









『時間を割いていただいてすいません、ありがとうございます。実は、図書室でこの本を見つけたんですが……』









私は《Eternalpromise》の事が記されている革表紙の本を差し出した









鶴「おや、まだそんなもんがあったのかい……」









『この本、半分程引き裂かれているんです。前半しかなくて……だから、ここの先を知りたくて。校長先生なら、何かご存知かと思いまして……』









鶴「……知っているよ。その続きはね、例外について記されていたんだ。

例外とは、あんたの様な、【姫】の事だよ」









校長は何か思い出す様に語り始めた

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