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コナンくんの声に、お姉さんとおじさん…?も私の存在に気付いた。
ほぼ無意識に私はバーボンの足にしがみつき身を潜める。
「なんだ、その子。お前の子供か?」
「あぁ、違いますよ。さっきポアロで初めて会いまして…僕のサンドイッチが気に入ったみたいで、着いてきちゃったみたいです」
嘘つくの上手いなと思いながら、ちょびヒゲを生やしたおじさんから目をそらすと、横からお姉さんがしゃがんで目線を合わせてきた。
「こんにちは。お名前は?」
『……笹森、A』
「Aちゃんね。私は毛利蘭。こっちがお父さんの毛利小五郎で、そこに居る子が…」
「Aちゃん知ってるよ!今日学校に転校してきた子なんだ!」
コナンくんがそう言うと、びっくりしたように目を丸くしている。
「そうだったの!よろしくね?」
ニコッと笑いかける蘭お姉さん。優しい雰囲気の人だな、と思った。
そして話によれば、これから小五郎おじさんにネット経由で依頼してきた人が来るらしい。
でも依頼人からメールが来て、レストランで会うことになるみたいだ。
「僕も同席して構いませんか?」
「ついてくんなら、ちゃんと授業料払えよ?」
「もちろんです!」
『…私も行く』
バーボンが行くなら行きたい。
「じゃあ、Aちゃんもお昼まだなら、一緒に食べよっか?」
『うん』
「オイオイ、そのガキもついてくるのかよ」
「いいじゃない!ね?コナンくん!」
「う、うん!そうだね!」
蘭お姉さんに笑顔で返事をした後、すぐに私の方を見るコナンくん。
何で見られるのか分からず、私は首をかしげた。
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泉 - いつか続き見たいです! (2023年1月4日 20時) (レス) @page41 id: 5bd30ec6cb (このIDを非表示/違反報告)
四葉 - ………なんか変な終わり方 (2020年4月16日 23時) (レス) id: d4c94e9a80 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪姫 - なんか、可愛い (2019年6月8日 9時) (レス) id: 8fa060f4ff (このIDを非表示/違反報告)
南 雲 。(プロフ) - レンちゃんがコナン好きってこともすごく伝わる内容でした。 (2019年6月7日 23時) (レス) id: cf49f61a0c (このIDを非表示/違反報告)
南 雲 。(プロフ) - 言葉の繋げ方が相変わらず上手すぎてうらやまるやまです。 (2019年6月7日 23時) (レス) id: cf49f61a0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:赤月セレン | 作成日時:2019年6月3日 0時