【鬼滅の刃】視界がうるさい。

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｢そういや考えてたことあるんだが、｣

『仕事あるんで戻りますね！』

｢ちょ、おい！待て！｣





引き止めようとする派手野郎を無視してさっさと接客に戻る。

どうせその考えてたこともロクでもないことだろ。100パー偏見だけどね！ちょっと腹立ったから仕方ない！

マレチって言ったら急に反応大きくなったし、藤の花ってなんだよ。知らないことがあるってだけで戦いにおいては不利になるんだっつの。



そのあとも尚話しかけようとしてくる派手野郎を無視して、仕事をこなし続けた。

やばい印象悪くなってるかもしれない。屋敷戻ったらめっちゃいい子に戻ろううん。





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そして夜。





｢なあガキ、何時に終わんの？｣

『もう遅い時間帯ですし帰ってていいですよ！(つまり早く帰りやがれ！！！)』





1本の団子を30分かけて食べ、食べたと思ったらまた注文をする……を繰り返し、ずっと居座り続けるクソ派手野郎。

貴方暇人？暇人ですか？？絶対任務じゃねぇじゃん。

私と宇髄天元が話す様子を見てたらしい店長さんが｢Aちゃんのお父さん？｣と聞いてきたときは即座に『知らないおじさんです！！！』って言ってやった。

あれがお父さんでも知らないフリしたくなるわ。





しばらくして閉店の時間が迫り、もう客は宇髄天元以外にいなくなった。いつまでいんの？

｢あの人昼からずっといるね、そろそろ店閉めるし声かけてくるよ｣と宇髄天元のもとへ行く店長さんを頼んだ……！という思いで見守る。

会話の内容は聞こえないが、なんだか盛り上がっている様子。

｢Aちゃん！｣と何故か笑顔で戻ってきた店長さんに嫌な予感がした。





｢天元さん、Aちゃんのお兄さんらしいね！待ってるらしいから早くあがっていいよ｣

『ハ、ハハハッハハハー。まだ片付けとかありますし、最後まで仕事やりますよ！』





むしろやらせてくれ。

まさかの兄設定に目眩がした。あれが兄とか死んでも嫌だ！！！





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