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「俺が思う好き？」
「う、うん...。」
「抱きつきたくなる...かな。
そして、手を胸に持っていきお尻に...」
「ばか！は、恥ずかしいから！」
「あ、そういう話慣れてないんだ。」
花巻くんと私はいつもの様に空き室で
お弁当を食べていた。
ずっと知りたかった、″好き″の意味。
勇気を出して聞いてみたのだが、
返ってきた内容がこれ。
呆れちゃうよね。
「ふ〜ん、及川に言われてる″好き″が、
嘘のように聞こえるって事か？」
「なっ...！そ、そうよ。」
「わかりやすいなお前。」
まぁまぁ、と言い私の頭を撫でる花巻くん。
あ、頭撫でられるの、及川にしてもらったこと
ないな。花巻くんにされている事が、どんどん私の
初めてになっていっていく。
及川はそれでいいの？
「そうだな〜、俺の好きって言うのは」
「う、うん。」
花巻くんは私の頭を撫でながら話す。
一体、花巻くんの言う″好き″はどんなんだろうか。
意外にも、可愛い回答だったりして。
「今お前に思ってる気持ちかな。」
「...はぁ？」
よく分からなかった。
花巻くんはよく分からないことをよく言うが、
今のは特に分からない。
「だから、なんか守ってやりたくて
いつも一緒にいたいっつーか。」
「な、なんだ友達としてね！」
「いや、恋心」
「え、ぇええ!?」
花巻くん？
私がおかしいのかな。
顔が真っ赤になってる気がする。
及川がいるのに。
及川が好きなのに。
及川のこと...まだ、
「なぁ、俺と付き合わねぇか？」
「...っ」
鼓動がうるさい。
馬鹿なの私。どうする私。
花巻くんは真剣な顔をしていたが
急にフッと吹き出し、笑い始めた。
「ばーか、冗談。まだ好きなんだろ？及川の事。」
「ち、ちが」
「行ってこいよ。明日にでも。いや今日にでもさ
もう終わり。俺達のこの関係。」
″好き″
私、及川のことまだ好きでいるのか？
あんなに愛想疲れといて、
私が及川のことを好き？
「なんで...花巻くんともっと一緒にいたいよ。
楽しかったよ、安心したよ...ｯ」
「いいから行け。」
「...ｯ」
「お前のその気持ち、全部及川に打ち明けてこい。」
「花巻くん...」
「ほら、昼休みはまだまだだ。」
花巻くんは私の肩をもち、
真っ直ぐ私を見て、
凄いものを渡してきた。
それは、
”牛乳パン”
「こ、これ。」
「お前のその気持ち投げ出したら、
その牛乳パンも投げつけてこい。」
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あめのゆき(プロフ) - えっ花巻さんも女の子もかっこいい……更新待ってます！！ (2021年3月26日 1時) (
レス) id: 12b0b9f3ea (このIDを非表示/違反報告)
MAGIC(プロフ) - 更新頑張って〜｡ﾟ(ﾟ⊃Д⊂ﾟ)ﾟ｡！ (2019年1月2日 2時) (レス) id: 7088d3da14 (このIDを非表示/違反報告)
ケロちゃん - う、嘘だろ…？ページ5のところ、56時限目じゃなくて、5、6時限目…であってますかね…？間違ってたらすいません…作者様の表現とかだったらガチですみません… (2018年12月24日 12時) (レス) id: 7ea418d16c (このIDを非表示/違反報告)
綾波美舞(プロフ) - とてもおもしろかったです！更新楽しみに待ってます (2018年12月9日 15時) (レス) id: ebfeae08b9 (このIDを非表示/違反報告)
AME(プロフ) - マッキーイケメン!!更新楽しみにしてます(*≧∀≦*) (2018年12月8日 20時) (レス) id: 609d9cd321 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほっぺ
| 作成日時：2018年12月2日 12時
