四百三十八話 ページ3
Noside
東京湾埋立地、《エッジ・オブ・オーシャン》では、警察官たちによる避難誘導が行われていた。
落ち着いてと指示を出す目暮警部のもとに千葉刑事が状況報告にくる。
千「警部…！！」
目「…ん？」
千「情報が錯綜して一般車両がこっちに避難しています…」
目「何！？」
千「二本しかない橋が大渋滞です！！」
カジノタワー周辺では警報が鳴り響いている。
カジノタワー内に避難した人たちもパニックになっていた。
中には蘭たちもいる。
蘭(…新一…)
その頃コナンは警視庁の階段を駆け下りながら、蘭に電話をかけていた。が、当然のことながら、喧騒に音を攫われ蘭が気付くことはない。
コ「くそっ！！ダメだ！！蘭に連絡がつかねぇ！！」
降「どうする？時間がないぞ…」
コ「安室さん、今度は僕の協力者になってもらうよ！！」
降「！？」
一瞬目を見開いた降谷はふっと笑った。毎度のことながら、コナンはこういった問題に巻き込まれがちである。
今回も大問題の予感がしていた。
降谷の車に乗り込んだ降谷とコナンは高速道路を走っていた。
できる限りの最速で、時折止まっている事故車両を避けながら進んでいく。
コナンはその横で、ナビを見ていた。前方が赤いラインで引かれた道になっている。
コ「この先は渋滞だよ！！」
降「避難誘導がうまく行ってないのか？」
二台並んだトラックが少し先を走っている。
降谷は路肩に飛び出し、後輪を滑らせてカーブを曲がるとトラックを追い抜いた。
ドリフトを繰り返し先行車を抜いて行き、二台並行して走っていう車の間すれすれを通り抜けるといよいよ渋滞で進まなくなった車の列が見えた。
降谷はアクセルを一気に踏み込み、車はスピードメーターが百八十を振り切った。
カーブを曲がった先にはキャリアカーの荷台。
荷台は斜めになったまま下がっている。左輪をあげ右輪だけで走行して渋滞している車の間をすり抜けると、キャリアカーの荷台を踏み台に、高速道路から飛び出した。
着地した先にあったのはゆりかもめ。降谷はゆりかもめのの上を走り、今度は反対方向の走行路に飛び降りた。
着地した振動でコナンの体が大きくバウンドした。
渋滞は東京湾にかかる橋の先までずっと続いている。
降谷の車はそんなことはお構いなしにゆりかもめの走行路を走り抜けていった。
カプセルのパラシュートは爆発で破損し、そのうち突然ラインの一つが切れ他のラインも芋づる式に外れてしまった。
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スノーローズ(プロフ) - 澪奈さん» コメントありがとうございます。更新遅れましてすみません。時間を見つけて頑張ります。 (2021年7月23日 20時) (
レス) id: 016474ca54 (このIDを非表示/違反報告)
澪奈(プロフ) - 更新ありがとうございます！このお話のシリーズ大好きで何度も読んでます！忙しいかと思いますが頑張ってください！続きも楽しみにしてます！ (2021年7月23日 20時) (レス) id: 48c427dff0 (このIDを非表示/違反報告)
スノーローズ(プロフ) - 深_sin_さん» コメントありがとうございます。就職先決まってやっと安心してるところです。更新頑張ります。 (2020年12月28日 14時) (レス) id: 016474ca54 (このIDを非表示/違反報告)
深_sin_(プロフ) - 待ってました！就活お疲れ様でした！！更新頑張って下さい。 (2020年12月28日 14時) (レス) id: c007f713c5 (このIDを非表示/違反報告)
スノーローズ(プロフ) - 有栖川.さん» コメントありがとうございます。4月からは仕事をしながらになりますが、更新頑張りたいと思います。 (2020年12月28日 14時) (レス) id: 016474ca54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スノーローズ x他1人 | 作成日時：2020年3月26日 16時
