クソ1週間が始まった。無理 ページ9
やっぱりあの人は寝てなかった。
『……おやすみ』
パタリと扉の閉まる音が静まった後アキは体を起こした。
ア｢(何がちゃんと寝ないと、だ。睡眠が必要なのは、休む時間が必要なのはあなたの方なのに｣
『夜が長いと冷たくなる』
ベランダに出て落ちた服に触れた
『ほら、やっぱり冷たい』
夜風に当たっていた洗濯物はすっかり冷えてしまっていた
落ちた服を拾おうと手を伸ばすと後ろから視線がし、振り返った
『アキくん、何してるの？』
ア｢Aさんこそそんな所で何を…？｣
寝ているはずだったアキが不思議な顔でAを見つめる
『これ拾ってたの。冷たくて可哀想だったから』
ア｢すみません、取り込むの忘れてて｣
そう言ったアキが直ぐにハンガーに手を伸ばすが
『冷えちゃうからいいよ』
自分の手にAの手が重なりそう言われる
まるで自分は冷えていないかのよう…
だが自分の手に重なるAの手はとても冷たかった
ムッとしたのかアキはそのまた上から自分の手を重ねAの手を握る。そして反対の手でせっせと落ちている服たちをもう一度棒にかけた
『手際がいいねぇ』
ア｢寒いんで早く入りましょう｣
先にAを部屋に入れアキが窓の鍵を閉めた
『アキくん、寝ないの？』
ア｢なんか目ェ覚めたんで｣
『私のせいかな、ごめんね。でもアキくんには寝てほしいから寝ようか』
そう言ってAはアキの手を引き寝室に足を踏み入れた
目が覚めたっつってんのにこの人は意地でも俺に睡眠を取らせようとしてくる
『はい、アキくん。どうぞ』
ベッドには入らずベッドの端に腰を下ろしポンポンと叩く
余裕そうに『おいで』と言うAさんになんか腹が立って気づけば俺は
『アキくん』
Aさんを押し倒していた
このクソ1週間ももう終わりに近づいてるね→←みんな一週間お疲れ今週もよく頑張った
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時雨 - もう、好き過ぎる！アキくんかわいい！デンジくんかわいい！更新待ってます！！ (2023年3月8日 5時) (
レス) id: ad5db3eaf1 (このIDを非表示/違反報告)
リンダ＆ジョージのリンダ(プロフ) - ライさん» ありがとうございます！！ありがとうございます！！はい！私は神作品を作った神様です！！そんな神作品を読んでくださるライ様も神様です！！ (2022年11月27日 0時) (レス) id: 890192da02 (このIDを非表示/違反報告)
ライ(プロフ) - この作品最高！！この作品最高！！作者様も言いなさい！！私は神作品を作った神様だと！！作ってくれてありがとうございます！マジ神です！ (2022年11月26日 23時) (レス) id: bf60b993eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海月ぶどう | 作成日時：2022年11月24日 3時
