弟に愛されすぎて困ってます？【イナイレ】４【完】 (ページ4)

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源｢佐久間ー！息をしろー！｣

源田の声はスタジアム内に飛び交う歓声の中に消えた。

『………』

だがAにはバッチリ聞こえていた
少しだけ眉間に皺を寄せ目を瞑って何かを感じるA

次｢ハッ、！今のは夢か？｣

源｢じゃあもう1回見てみたらどうだ｣

息を吹き返した次郎はもう一度世宇子側のベンチを見た

『……』

そこには先程と変わらずベンチにひとり座っているA

『(めっちゃこっち見てるよ次郎………)』

眼帯をしているため片目だけで見ているはずなのにまるで両目で見られているような凄まじい圧を感じる。

次｢だはっ、、！夢じゃ、ない…｣

ゼェゼェと息をする次郎

源｢お前息止めてたのかよ！？｣

もはやネタだろそれ。とツッコミたくなる2人のコント。あ、会話

長々しい会話を遮るように歓声が更に大きくなった

鬼｢やっと来たみたいだな｣

源｢佐久間！こちらに戻ってこい！｣

佐｢…｣

鬼｢いい加減にしろ｣

源次｢｢はい｣｣

やっと我に返った次郎を見てAはホッとする
それと同時に『(やっぱり鬼道くんは怒ると圧で抑え込む系なんだな)』と改めて確認していた

『結構時間押してるけどアップする？場所取ってこようか？』

Aはアフロディに聞いた

ア｢いや平気だよ｣

『ふーん、そう！あと総帥は？』

これは別に聞かなくったってわかるけど念の為

ア｢総帥は上から僕達を見ててくれているんだ｣

やっぱり
上からかどうかなんて知らないけど結局こうだ
いつも姿は現さずどこに付けたのかもわからないカメラで自分は安全な場所で試合を監視し操る

｢毎年幾多も名勝負を生み出してきたFF全国大会！サッカーファンなら知っていて当然！！FF40年間無敗の最強の帝国学園！地区予選では雷門中に敗れてしまったが自分たちの新たなサッカーを1から始めこの全国大会に挑みます！進化した帝国と戦うのは特別推薦招待校枠として今大会出場の世宇子中学！彼らの技は未知数！！帝国学園vs世宇子中学。この一戦はその名勝負の例に名を刻むことが出来るのか！？｣

世宇子中と帝国学園。
総帥は世宇子が勝つと言ってたけど
勝負の結果なんて誰にもわからない