愛され雪女。 (ページ47)

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天羽side

ラウールに心配かけたくなくて、大丈夫って自分に言い聞かせた。

でも息苦しくなってきて。

天羽｢はあ...っ、怖い...｣

ラウ｢冬和ちゃん大丈夫だよ｣

ラウールが私のことを落ちつかせようとしてくれていると、またガタンッって揺れた。

ラウ｢動いた？｣

ドアが開くと、そこにはひーくんがいた。

岩本｢冬和！｣

天羽｢ひーくん...っ｣

腰が抜けて立てない私を、ひーくんが抱きかかえてくれた。

岩本｢ほんっとに心配したんだからな！｣

天羽｢ごめん...｣

岩本｢ラウールは大丈夫だった？｣

ラウ｢僕は全然、びっくりしましたけど...｣

佐久間｢冬和！｣

他のみんなも来た。

だいぶ落ちついたから、ひーくんに降ろしてもらった。

深澤｢よかった...｣

宮舘｢もう落ちついた？つらくない？｣

渡辺｢マジでどうしようかと思った｣

亮平が少し怖い顔で目の前に来た。

怖いのになんで乗ったのって怒られるんじゃないかって身構えていると、亮平は私を抱きしめた。

阿部｢怖かったな。よく頑張った｣

天羽｢っ、亮平...｣

我慢してた涙が溢れた。

背中をトントンと優しく叩きながら、亮平はラウールにお礼を言った。

阿部｢冬和のこと、助けてくれてありがとう｣

ラウ｢いや、僕も気づかなくてごめんなさい...｣

天羽｢私が言ってなかったから悪いねん。ラウールありがとう｣

向井｢これからは俺にもちゃんと言ってや？｣

目黒｢できる限りのことはするからさ...｣

天羽｢うん、ありがとう｣

私は幸せ者やな...。

その後、YouTubeの撮影が遅れてみんなに迷惑かけちゃったのはほんまに申し訳なかった。