【ヴィランズの手下】邪悪な蛸さん (ページ7)

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さぁ！ここですよ！と案内された部屋は、確かに広くて素敵なお部屋だった。

スキャター「ここが亜希様のお部屋で、お隣がA様のお部屋です！」

亜希「素敵なお部屋…ありがとうございます」

「スキャターさん、ありがとうございます」

スキャター「えっ、わ、私はお部屋用意しただけですので！ごゆっくりどうぞ！」

そう言ってスキップをして行ってしまった。

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「広い部屋だね」

亜希「そうね…Aは隣の部屋でしょ？」

「えー？私亜希と一緒に寝るもーん。ほら！ベッドふかふかだよ！」

亜希「……うん！その前にお風呂入らないとでしょ？」

「そうだった！もー、今日一日中歩いたから脚クタクタだよー」

そう言って2人で仲良くお風呂に入り、Tシャツに短パンというラフな格好に着替える。

「はいはーい、亜希ちゃん寝ますよー」

亜希「わかってるわよ。暗めの電気だけ付けておいて」

「うん、分かってるよ。おやすみ、亜希ちゃん」

亜希「おやすみ」

私は亜希が完全に寝るまで頭を撫でた。

静かに寝息を立てている亜希の額にキスをし、

「ちょっとお水もらってくるね」

と言い私達が最初に案内された大広間へと向かった。

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「よく会いますね、エイトフットさん」

お水をもらいソファに座ろうとしたら、先客がいた。

エイトフット「まだ寝てなかったのか。もう夜中だぞ」

「それは貴方にも言えますよ」

先程の事もあったので少し嫌味ったらしく言う。

エイトフット「俺は仕事があんだよ。ガキはさっさと寝ろ」

「Ladyに向かってガキとは失礼ですよ」

エイトフット「そりゃ失礼しました。生意気なLady」

売り言葉に買い言葉。けど私は気にせず話を続ける。

「貴方達の世界にも親が子供に手をあげる事はあるんですか？」

まぁ、貴方達の世界と言っても子供の夢であるディズニーなので、シンデレラくらいのものだろうと考える。

エイトフット「ンな事聞いてどうする」

とても警戒されてる。

それも仕方ない。

今の今まで睨み合っていたのだから。

「気になっているんですよね？私が『終わらせる』と言ったこと」

そう言えば、「気になるな」と言われる。

「初対面とは言え、私は貴方を『理解してくれる大人』として話させてもらいます」

そう言い、私は私達の事を話し始めた。