誰かのための怒り ページ37
拝啓 お兄ちゃん様。
怒りで人を殴るのは流石に私が悪いでしょうか。
っていうか、生きてるだけマシなのでは?
ーーーーー
事の発端は、とある日のお昼から始まる。
毎日のように行っているポアロで零くんと待ち合わせをしていた。
行けば付近には警察が盛り沢山。思わず天を仰いだのはしょうがないと思って欲しい。
…………また事件か。
高木刑事に話を聞けば中でテロを起こしているそう。馬鹿なのか?なんで喫茶店狙った???
中には子供達もいて、相手は武装している。
警察も手を出せない状態らしい。
どうせ零くんも中にいるんだろうな…。早くやっちゃえばいいのに…ってダメダメ、子供もいるから透くんだ。
ガラス越しに中を見ると中はぐちゃぐちゃだった。
そしてボロボロの零くんが目に入った時、頭でブチッと音がした。
……なんでそんなに血を流してるの。
どうせ子供たちを庇ったんでしょう、馬鹿ね。
ガンッッ
「っちょっと!Aさん?!」
ポアロも広いわけじゃないんだから、やるとしたら正面突破。足でドアを蹴破ると、まさか丸腰で入ってくると思わなかったのか武装集団は止まった後に脅してくる。
座り込んでいる零くんは「ばか、」と呟いた。
んー、人質は零くん含めて8人。
怪我してるのは1人だけ。残りの人は隅っこで震えていた。うんうん、いい判断だね。
「っ近づくんじゃねぇ!!撃つぞ!!」
「こいつがどうなってもいいのか?!」
1人は私に銃口を向け、1人は零くんの首元にナイフを当てた。
はぁ、いい加減にしてほしい。
先程の何かが切れる音から、私は無意識的に口が悪くなっている。
イライラするし、早く終わらせて零くんの手当するんだ。
物怖じせずに歩き出す。
へっ、こんな勇気あると思わなかったろ?
「うっ、うわあああ!!」そんな叫びと銃声。
私は瞬時にしゃがみこんで銃弾を避けて回し蹴りを食らわす。泡吹きながら気絶した。弱。
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あすか@暇人(プロフ) - 初コメ失礼します。続編突入おめでとうございます!続編のリンクをこちらと繋げていただけると嬉しいです…。 (2022年6月3日 20時) (レス) id: a2dc34f4dc (このIDを非表示/違反報告)
かしわ(プロフ) - milkさん» じんぺーちゃん妹バカなんです笑 (2022年5月24日 7時) (レス) id: e8da3e8314 (このIDを非表示/違反報告)
milk(プロフ) - ヤバい、最後の松田さんのところ最高に面白い (2022年5月23日 21時) (レス) @page28 id: 7df2c50704 (このIDを非表示/違反報告)
かしわ(プロフ) - 舞さん» ありがとうございます!頑張ります! (2022年5月23日 12時) (レス) id: e8da3e8314 (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - 更新頑張ってください^_^ (2022年5月22日 23時) (レス) @page27 id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かしわ | 作成日時:2022年5月20日 19時