睡眠大事！！ ページ20
「今すぐ警察庁に来い。」
そんな電話を受けたのがついさっきのこと。
それだけ言ってから切られた。そんなことするのはただ1人。
『零く〜〜〜〜〜ん(怒)』
なんだあの人。私の都合考えたことあるんか？？？？ここ1週間連絡取れなかったくせに。
こちとら仕事してたんだよ(ｷﾚ)
苛立ちを隠せないままとりあえず行く準備はした。
ちょっと文句を言ってやろうと電話をかけ直す。
『ちょっと零くん？いきなりなに…』
《降谷さん寝てください！もう5日目ですよ？！》
《うるさいぞ風見。まだやらなければならない仕事がこんなに(ｶﾞﾝｯｯ)》
《ふっ、降谷さああああああん！！！！》
『……』
よし、警察庁行くか。零くんの部下が理不尽な目に遭う前に。
というわけで、来たんだけど。
『あの、公安部の降谷さんって…』
「申し訳ありません。そのような方はいらっしゃいません…」
いないって何、いないって。
私呼び出されたんのに？？？
零くんが公安のもっと深い所に所属してるのは知ってるけどせめて話通しといて欲しい。
さっきの電話があんなんだったから無理かなとは思うけどさ、一言くらいね。
「あなたが、松田Aさんか、」
後ろから声をかけられた。
……誰？
「降谷さんの部下の風見裕也と言う。突然すまないが、力を貸してほしい」
『はあ…』
そんなことを言っている風見さんの目の下にも隈がすごい。えっ、公安ってみんなそうなの？？
後ろを着いていくとどんどん人気が無くなっていく。
とある扉の前に来た時、風見さんに土下座される勢いで頼み込まれた。
零くんはこの公安部でそこそこ偉い立ち位置にいるらしく、その分仕事も大量にあるそう。
自己犠牲精神がすごい零くんはぶっ通しで仕事をやり続け本日徹夜して5日目。あぁ、なるほど。あの5日目ってそういう…。
既に限界を越えているようだから寝て欲しいという部下たちの総意により私は駆り出されたってわけね。はは。
よし。
私は覚悟を決めて扉を開けた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 722人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あすか@暇人(プロフ) - 初コメ失礼します。続編突入おめでとうございます！続編のリンクをこちらと繋げていただけると嬉しいです…。 (2022年6月3日 20時) (
レス) id: a2dc34f4dc (このIDを非表示/違反報告)
かしわ(プロフ) - milkさん» じんぺーちゃん妹バカなんです笑 (2022年5月24日 7時) (レス) id: e8da3e8314 (このIDを非表示/違反報告)
milk(プロフ) - ヤバい、最後の松田さんのところ最高に面白い (2022年5月23日 21時) (レス) @page28 id: 7df2c50704 (このIDを非表示/違反報告)
かしわ(プロフ) - 舞さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2022年5月23日 12時) (レス) id: e8da3e8314 (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - 更新頑張ってください^_^ (2022年5月22日 23時) (レス) @page27 id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：かしわ | 作成日時：2022年5月20日 19時
