非現実的 ページ10
お「なんであんなことしたの?」
『死にたかったからです』
お「なんでか聞かせてくれる?」
『嫌です』
兄「理由もねぇのに死のうとしたのか?」
弟「人の家の屋上から」
『死ねればどこでもよかった。』
お「あのねぇ・・・」
『ご迷惑をおかけしたことは謝ります。ごめんなさい。
それじゃぁ、失礼します』
立ち上がりベランダに向かう
兄「この世から失礼するつもりかよ」
弟「反省してないじゃん。」
『あ、すいません、無意識でした』
掴まれた腕を振りほどき玄関に向かう
てかなんでこの人たちに止められなきゃ行けないのか。
数十分前、この家の屋上の柵に腰をかけていると
赤髪の人が一服をしに来た。
バッチリと目が合って
それからはもう・・・
目にも止まらぬ速さで抱えられて気づいたらこの明るい部屋に連れてこられていた
まぁ、自分の家で自 殺なんてされたら面倒くさいことしかないか。別にこの家に取り憑く気なんてないのに
お「え、ほんとに行く気?」
『はい?』
お「今から死にます。って言ってる人をみすみす見逃すことなんて僕には出来ないよ?ましてや君みたいな痣だらけの女の子」
兄「まー後味悪いよな」
『貴方達は私のことを知らないし、私もあなた達のことを知りません。ほっておいて下さいますか?』
弟「んじゃ!これから知ればいい!ね!」
何言ってんだこの人。
お「理由を聞かせてよ・・・?」
『しつこい。家に帰りたくないそれだけです』
帰る場所なんて。私の居場所なんてない
今あるとしたらあの世かな なんて考えついてからは早かった
兄「ここにいればいいじゃん」
弟「え!兄者がそんなこと言うの珍しい!もちろん賛成だけど!」
頭がクラクラする。男3人でしょ・・・?
そーゆーことなのかな3人のオモチャになるのかな
『3人の相手できる気がしないです』
お「はへ?」
弟「遊ぶの?」
兄「あのなぁ・・・世の中の男が全員そーゆ奴らだと思うなよ。そんなことはぜってぇにしねぇから安心しろ」
『なら余計にあなた達にメリットはないですよね?』
兄「あ?ほっとけねぇからつってんだろうが」
『お構いなく』
イカつい青頭はどんどんイラついていく眉間のシワえぐ。
兄「黙ってここにいろ、いいな?」
そんなことはしないってはっきり言ってたしなんか面白そうだし、少しはここでの生活を楽しんでもいいかな・・・なんて
『ステーキ』
兄「いきなり図々しいわ!」
お「すっかり意気投合しちゃって」
弟「ずるい!」
end
122人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
涼華(プロフ) - ロードさん!ありがとうございます!結局続編作りましたー!いわれるまであURL乗せてないの気付いてなかったです!!笑笑URL乗せておくので飛んでみてください! (2019年2月3日 17時) (レス) id: f5d54145fb (このIDを非表示/違反報告)
ロード - 新作楽しみにしてます!まだ出てないですよね? (2019年2月1日 0時) (レス) id: 2635e6d835 (このIDを非表示/違反報告)
涼華(プロフ) - ロードさん そうですね、、笑ネタとか思い浮かばなくて。 ほんとですか、、。とても嬉しいです。頑張ります! (2018年12月22日 12時) (レス) id: f5d54145fb (このIDを非表示/違反報告)
ロード - 涼華さん» 最新話読ませて頂きました。スランプなんですか!?そうとは思えない面白さです。めっちゃ癒されてます (2018年12月21日 20時) (レス) id: 2635e6d835 (このIDを非表示/違反報告)
涼華(プロフ) - ロードさん、ありがとうございます。圧倒的スランプですけど会いものが書けるように精進します。社会人様...仕事の疲れを少しでも癒せるような小説に励みます!!笑笑 (2018年12月21日 7時) (レス) id: f5d54145fb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:くらふぁー | 作成日時:2018年11月4日 11時