晴れのち ページ24
おついちS
『あー!危ないよ?貸して、私が運んであげるから、女の子はこっち運んで?』
咲「え、でもAさんも女の子・・・」
『私は大丈夫、こんくらい楽々持てるから!』
咲「・・・はい!ありがとうござます!」
荷物を運んでいた後輩の子から奪った(言い方)
資料を保管庫に運ぶAちゃん
女子が持つには少し大きいダンボールいっぱいに入った資料、さらにその上にいくつかのプラモデルが乱雑に置かれている
女子が多くて男子が少ないこの職場では、どうしても今みたいな場面が多くなる
そんな時にAちゃんは率先して、荷物運びを代わったりしている
Aちゃんも女の子なのに
なんて考えつつも、背後から近付き
「はいはい、ストップね」
『ん、その声はおついちさんですか?』
振り返っても前が見えてないのか、声で判断する彼女
「もうなんで前もろくに見えないような荷物を1人で運ぶのよ。
ほら貸して僕が運ぶから」
『だぁってこんなの女の子に持たせられないですもん』
「貴女も女の子でしょ」
ぺちっと頭を撫でるようにはたき、ダンボールを受け取る
『むぅ・・・ありがとうござます。』
何か納得の言ってないように、後ろをついてくる
「ん、僕やっとくから戻っていいよ?」
『それでどーやってドア開けるんですか』
そりゃ1回下ろすよ?なんて言ったら
分かってます。だからそんなことしなくていいようについて行くんです
なんて不機嫌そうに言うから
「怒なの?」
『別に。感謝してますし』
そっか、なんて資料を軽くまとめて
その日はもう帰宅
_____
別日、会社のみんなでBBQパーティー
同じ事務所のAちゃんはもちろん、違う部署の兄者君弟者君も一緒
部長「おーい、Aこれ運んで」
『はーい!』
部長が仕切りで(このBBQを企画したのも部長)準備を進める
部長がAちゃんに運ばせようとしてるのは折り畳みの机とバーベキューコンロ
折り畳みの机の取っ手を持ち、バーベキューコンロを脇に挟むような形で無理やり運ぼうとしている
周りには僕や兄弟だって居るのになんで頼らないんだろう
見かねて、助けに行こうとすると
兄「ばーか、1人で持てるかよこんなの。
お前机だけ持て、俺はこっち持ってく」
『え、大丈夫です!兄者さんはもっと重いものを!』
兄「そんなん、脳筋に任せとけばいいんだよ」
僕の出番はなかったみたい
『脳筋・・・?』
申し訳なさそうで納得の行かない表情の彼女
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涼華(プロフ) - ロードさん!ありがとうございます!結局続編作りましたー!いわれるまであURL乗せてないの気付いてなかったです!!笑笑URL乗せておくので飛んでみてください! (2019年2月3日 17時) (レス) id: f5d54145fb (このIDを非表示/違反報告)
ロード - 新作楽しみにしてます!まだ出てないですよね? (2019年2月1日 0時) (レス) id: 2635e6d835 (このIDを非表示/違反報告)
涼華(プロフ) - ロードさん そうですね、、笑ネタとか思い浮かばなくて。 ほんとですか、、。とても嬉しいです。頑張ります! (2018年12月22日 12時) (レス) id: f5d54145fb (このIDを非表示/違反報告)
ロード - 涼華さん» 最新話読ませて頂きました。スランプなんですか!?そうとは思えない面白さです。めっちゃ癒されてます (2018年12月21日 20時) (レス) id: 2635e6d835 (このIDを非表示/違反報告)
涼華(プロフ) - ロードさん、ありがとうございます。圧倒的スランプですけど会いものが書けるように精進します。社会人様...仕事の疲れを少しでも癒せるような小説に励みます!!笑笑 (2018年12月21日 7時) (レス) id: f5d54145fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くらふぁー | 作成日時:2018年11月4日 11時