ヴィンダミアと雪と林檎農園 ページ14
私達が廊下を歩き出そうとしたそのとき、
こちらに走ってくる人影があった
？ テオ様！
テ ん、どうした？
先程機体のメンテナンスをしていた人だった。
？ はい、実は先程機体のメンテナンスが
終わったのですが、少し確認して頂きたい
ところがございまして…
テ 急ぎなのか？
？ はい
テ 悪い、３人で行ってきてくれないか？
エ うん、分かった。
急ぎなら仕方ないもの
？ すみません、ありがとうございます
エ いえ
そして今度こそ私達は廊下を歩き出し、外へと向かった
〜〜〜〜〜
外
エ 雪〜！
ザ ほんと、元気だな
私を見ながら少し呆れたようにザオが言う
エ だって、こんなに積った雪見るのなんて
初めてなんだもの
積ったとしても1cmあるかないかぐらい
だったし
ボ そうなのか
エ うん！
だから私は珍しく結構はしゃいでいる
それでもボーグとザオの背中を見失わぬように
ついて行く
しばらくして、大きな林檎農園の前で2人が
止まった
エ ここ？
ボ あぁ、この林檎農園だ
私はボーグ達に続いて林檎農園の中をザクザクと進んだ。林檎のいい香りが漂ってきた
しばらく進むと、目の前に一つの一軒家と林檎を取る1人の人物がいた
ザ あれ？リリア？
？ へっ？
くるっとこちらに振り向いたのは、
黒くて長い髪に、ぱっつんと切った前髪の
オレンジ色のハート型のルンを持った大人しそうな女の子だった
？ ザオ様！
どうしてここに⁉
ボ 知り合いか？
ザ あぁ、テオの婚約者だ
エ えっ⁉テオって婚約者いたの⁉
ものすごく可愛い子だよ、勿体無いくらい。
？ お初にお目にかかります
リリア・ルッフェルシェと申します
ボ ボーグ・コンファールトだ
エ エナです
ザ それにしても、何故お前がここに？
リ お父様とお母様が隣町に1週間程出掛ける
ことになって、心配だからってこの林檎
農園マグナムさんにお世話に
なってるの
ザ そうか、 ところでそのマグナムに用が
あって来たんだが、何処にいるか知らな
いか？
するとリリアは不安げな表情を浮かべた
リ それが、30分くらいで帰ってくるって
言って出掛けて
1時間以上経ってて…
全ーリ えっ⁉
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麗華(プロフ) - すごく素敵なお話ですね!!夢中で読んでしまいました!!ぜひ続きを書いて頂きたいです!!お願いします!!! (2018年8月6日 16時) (
レス) id: 5262945cd7 (このIDを非表示/違反報告)
結音(プロフ) - ルティさん» ありがとうございます、現在こちらのアカウントでやらせて頂いているのですが、このお話を本日から再開しようと考えていますのでよかったら宜しくお願いします (2017年10月17日 17時) (レス) id: c87eecfbb9 (このIDを非表示/違反報告)
ルティ - すみません。良いものを探してたらこれがあったので見させてもらいました！凄く面白いし、良いです！早く続きをお願いします！ (2017年1月15日 1時) (レス) id: 3cb96c4530 (このIDを非表示/違反報告)
フレイア♪(プロフ) - すみません、あんがとございます。今日から更新再開しますのでよろしくお願いします！ (2016年10月11日 22時) (レス) id: 011082158c (このIDを非表示/違反報告)
梓 - 最後のページの「エナ」が「ロナ」になってましたよ。 (2016年10月7日 0時) (レス) id: fef9167fbc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ことは♪ | 作成日時：2016年8月13日 14時
