大 失 恋 。

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『 はあ 、今日も安定のイケメンだわ 』






「 まぁた Aは重岡先輩 見てんの〜 ？ 」






休み時間にグラウンドでサッカーしてる大ちゃん




いつ見ても イケメンだなあ 、







『 あ 、こっち見た！！ 』





「 アイドルかよ 」






教室から見ている私に 気づいて めっちゃ笑顔で


腕をぶんぶん 振って ばいばい してくれる大ちゃん









… 毎回それしてくれるけど そろそろ腕取れるんじゃないかな 、









「 あ 、また取れそうなくらい腕振ってる 」









「 そろそろ取れちまえ 」







そんな怖い事を言ってるのは



私が唯一 本音で話せる 結花 。









『 何でそんなひどいこと言うわけ！！！』








『 あ 、流星くん 』









「 流星先輩 ！？ どこどこどこ 」







『 ほんとに結花は 流星くんになると 態度変わるよね 』









この日までは 上手くいってた 。


この日までは 。









.









「 Aはさ 、いつから重岡先輩好きなの？ 」








流星くんから 目線は逸らさずに質問してくる結花









『 ん〜 。 いつだろ 。中学校のどこかで好きになったなあ』









私は 大ちゃん( だけじゃなくて 流星くんと神ちゃん ) と 中学校が一緒





「 え 、中学校のときから想ってるわけ ！？ 」






『 うん 。 大ちゃんたち今サッカー部じゃん ？


中学校からやってて 、私その時サッカー部の


マネージャー やってたんだよね 』









「 え 、初耳なんだけど 」








『 そのときに好きになったっぽい 』








「 そんな他人事の言い方 、」






「 告白したら ？成功すると思うけど 」








いつもの私だったら '' そんな上手くいかないよ〜 ''



って言ってるのに なぜかこの時は 妙に自信があって








『 …… してみようかな 』








なんて 言ってしまった 。





いま そのときに戻れるなら 絶対にやめとくのに









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