【番外編】 ページ48
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ある日の休日。
昼食を作っていると突然インターフォンが鳴り響く。
うらた「俺が出る」
『あいよ〜』
うらたの足音が遠くなっていくのを聞きながらフライパンに油を引く。今日はいつもよりも多め。
今日の大勢だからね。
バタンッと勢いよくドアが開いた。
坂田「Aちゃ〜ん!! 来たで!!」
『坂田くん、もうちょっと静かに...』
志麻「へぇ、ここがリア充の新居」
センラ「いや、うらたんの家にAちゃんが引っ越しただけん」
一斉に入ってきたのはよく知るメンバー。
今日は私が引っ越してきて落ち着いたからゆっくり話がしたいとのことで家にお招きしたのだ。
うらた「.....もう、疲れた」
『...おつ』
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* * * *
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志麻「で? 2人はどこまでしたん?」
うらた「ぐふッッ!!」
食事中、変なことを言い出す。
ほら、うらた噎せちゃったじゃん。
『どこって、なにもしてないよ』
センラ「えっ...、もう30代なのに?」
うらた「やかましいわ」
口を尖らせ、そっぽを向くうらた。
苦手だもんね、そう言う話。
坂田「Aちゃんは?そういうの興味ないん?」
坂田の言葉にうらたはピクリと反応した。
『ん〜、なんかもう、照れくさいよね』
苦笑してそう答えた。
そりゃ、友達として何年もいたんだ。そういうカップルのようなこと、恥ずかしくてできない。
私はそう言うと 確かにね、と笑いかけてくれる3人。
でもうらただけは機嫌が悪いように感じた。
『うらた?』
様子を伺おうと顔を覗き込もうとしたとき...
強く後頭部を掴まれ、ぐっと距離をつめられ
『.........んぅッ.....!?』
唇から離れていく熱は顔全体に広がるかのように熱くなっていく。なにか言おうと口を開けてもそこから声はでない。
うらた「.....これでいいんだろ?」
3人「「「おぉ〜〜!!」」」
ドヤ顔をキメるうらたに拍手を送る3人。
『いや良くないよ!?!?』
立ち上がり、4人に向かって叫んだ。
『ばぁぁぁぁあか!!!』
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うらた「.....な?可愛いだろ?」
3人「「「うん」」」
END
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ハナボクロ(プロフ) - CIEL☆さん» ありがとうございます!一応完結ですがたま〜に番外編もだそうかとw次もよろしくお願いします! (2020年2月18日 8時) (レス) id: 0d95077ef8 (このIDを非表示/違反報告)
CIEL☆(プロフ) - 完結でいいんですかね…?? 一先ずおめでとうございます。 二人の距離感がまた素敵でした!! お疲れ様でした、次作も楽しみにしています。 無理のない程度に頑張って下さいね応援しています!! (2020年2月18日 0時) (レス) id: 5d5b1bd419 (このIDを非表示/違反報告)
ハナボクロ(プロフ) - ぺるはむさん» 最後までありがとうございます!! もう次の作品書きたいがために必死に終わらせましたwまた次もよかったらよろしくお願いしますね! (2020年2月17日 21時) (レス) id: 0d95077ef8 (このIDを非表示/違反報告)
ぺるはむ - 完結した!?いやもう、ようやくくっついてくれたわ……本当に面白かったです!ツンデレキャラが多いうらたさんのめっちゃデレデレが見れて幸せでした! (2020年2月17日 19時) (レス) id: 296fc508a3 (このIDを非表示/違反報告)
ハナボクロ(プロフ) - ぺるはむさん» ありがとうございます!私からすると早くくっつけ!!って感じなんですけどねwこの焦れったい感じがいいんです。 (2020年2月12日 21時) (レス) id: 0d95077ef8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ハナボクロ | 作成日時:2020年1月1日 15時