Bad 30. ページ32
No side
「「！！」」
拳銃を取られたことに動揺する団長と分隊長。
拳銃を奪い取った元暗殺者。
そしてその光景を唖然としてみている兵士長。
なぜこのような奇妙な光景が起こったのかは4人の心の食い違いによるものだ。
そしてこの重苦しく、誰も喋ろうとしない空気を振動させたのは…
((パァンッ！
顔を深く恨みに歪ませたAだった。
銃口を天井に向け、ピタリとも動かない彼女は冷たく言い放った。
「さっきからめんどくせぇことやってんじゃねぇよ…」
その言葉は3人の背筋を凍らせるのに十分なものだった。
そして彼女は拳銃を下ろすとさっきの行動は別人だったのかというほど
爽やかな笑みを浮かべ、3人に顔を向けた。
「久しぶりの再会だからさ…3人で酒でも飲もうか？」
屈託のない笑みは逆に3人を安心させるどころか恐怖を感じさせた。
そして沈黙を流す2人に対して対抗する者がいた。
「はぁ！？この状況で酒！？
ふざけてんの！？」
「…ったく、人が折角この空気を和ませてあげようと思ったんだが。
あぁ、そうだリヴァイ」
「…なんだ？」
リヴァイに渡すものがあったんだ、とははと嘲笑ぎみに笑いながら彼女の鞄から出てきたのは
6年前に彼が渡したクローナイフだった。
「これのおかげで結構助かった。
ありがとう」
クローナイフの持ち手を彼の方に向け、腕を伸ばす行動から返そうとしているのか、
なかなか受け取らないリヴァイにナイフを握らせた。
「おい…これは…」
「ん？”借りたもの”を返しただけだけど？」
悪気が無いようにいう彼女にエルヴィンが小さく言葉を紡いだ。
「これは…リヴァイが君に”あげた”ものだろう？」
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カルク(プロフ) - 菜央さん» ありがとうございます！頑張りますね( *｀ω´) (2015年1月7日 15時) (
レス) id: 4fb59d232f (このIDを非表示/違反報告)
菜央 - カルクさん» 頑張ってください！応援してます！ (2015年1月7日 2時) (レス) id: ce2a0228df (このIDを非表示/違反報告)
カルク(プロフ) - 菜央さん» コメントありがとうございます！ 頑張って期待にお応えできるように更新します！ (2015年1月6日 22時) (レス) id: 4fb59d232f (このIDを非表示/違反報告)
菜央 - 気になる・・・ (2015年1月6日 4時) (レス) id: ce2a0228df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カルク | 作成日時：2014年12月4日 20時
