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8話。 ページ10

『……殺して。殺して。殺して!

今すぐ殺して!死にたいの!お願い!殺して!』



Aは狂ったように死神にすがりついた。



「ここまで死にたがってる奴は初めて見たよ。



でも残念。今すぐは殺せない。」


『なんで、なんでよ!


あんた死神でしょ?!殺しに来たんでしょ!なら殺してよ!私を殺して!』


「あーもううるさいな。とにかくダメなんだって。


一応あっちの世界にも

「キマリ」とか「オキテ」みたいな物があるんだよ。



だからあんたのことを今すぐは殺せない。



あと3ヶ月経てば殺してあげるよ。」




『……。』


死神のキッパリとして言い方にやっと諦めたのか、Aは落ち着いた風になった。



「色々説明しないといけないんだよねー。


めんどくさ。




えーと、まずはあっちの世界のことを説明しまーす。




あっちの世界とは、あの世のことです。


あの世とは

俺たち死神と死んだ人がウジャウジャいるところです。」

9話。→←7話。



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作者名:立花 花泣 | 作成日時:2017年2月26日 5時

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