検索窓
今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:11,286 hit

7話。 ページ9

「青宮 Aさんですか?」



突然、自分以外の者がいないはずのこの部屋に

自分の物ではない声が響いた。




怖くは、なかった。




だから布団から顔を出し、部屋を見渡す。



が、誰もいない。


おかしいと思いながら上を向くと


宙ぶらりんになっている男がいた。




『……誰?』


「珍しい。叫ばないんだー。」


『いや、別に。』


『さすがー、



──────殺人鬼に殺されかけただけある。』




『!』





どうしてこいつが知っている。




私の過去はほんの1部の者しか知らないはずだ。



こんな誰だかも分からないやつが知っているはずなんてない。





『あんた、なに?』




「俺?俺は人間界で言ったら……




死神。



かな。」




『……死神?』



「うん。



実は俺、あんたを殺しに来ました。



まあ、正確にはまだ殺さないんだけどね。




あんたの契約死神が俺になったんだよねー。



だから俺は、あんたの過去も未来も全部知ってる。




3ヶ月後にはあんたを殺さないとなんだよね。」




『……殺してくれるの?』



「うん。」

8話。→←6話。



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (7 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
4人がお気に入り
設定タグ:カルマ , 赤羽業 , 立花花泣 , オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:立花 花泣 | 作成日時:2017年2月26日 5時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。