眼には眼を炎には炎を【轟焦凍】

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観戦室を開けると









『ウワァオ』









包帯ぐるぐるの相澤先生と




やけにテンションの高いプレゼントマイク









「おっ！鳳凰じゃぁん！こっちこっち！」









ｷｨﾝ とマイクから嫌な音が出る







『せんせ、マイク切ってください 筒抜けです』









そう言うと あっらぁ！と言いながら カチッと電源を切った









「いいのか。ヒーローも居るしいいアピールの機会だぞ」









ギィ、 と 音を立て 椅子を斜めにしながらこちらを見る相澤先生









『ええ。いいんです。今日は少し個性の調子がおかしい 。制御できてない』









朝から少し調子の悪い個性









手袋越しでも 手の熱い温度が伝わる






あまり クラスの人といると いつ火傷をさせてしまうか分からない









「そうか、まあ、トーナメント戦だけ出るっつうんだから そこは全力でやれよ」









『勿論です。』









そういい 二人の先生の間にあった椅子に腰掛ける









いよいよ。始まる

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