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少女漫画の主人公とか鈍感、卑下、被害妄想の三拍子揃ってるやつ多すぎだろ。なんでこんなやつがモテんだ。意味わかんな。
と、少女漫画や恋愛小説なんぞ全く読んでこなった私。
気づけば30を過ぎ、恋愛の仕方がわからず、彼氏いない歴約10年。
最後に大学卒業時に別れてから、仕事一筋に生きてきた。と言うよりも生きすぎた。
おかげで、会社と家の往復で家でもご飯食べて、風呂はいって、歯磨いて眠るだけ。
カタカタカタカタカタカタカタカタ……
カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ……
カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ……
カタカタ……
｢うっしゃ終わったァァァァァ｣
やっと終わった……只今、定時をとうに過ぎた20:45
21:00前に終わってよかった……
たく、仕事多すぎない？私の部署だけ？誰も待ってないけど早く帰りたいんですけど、もうほんと意味わかんない……
肩もちょっと凝ってきたし、ブルーライトで目疲れまくったし……
？｢まーたブツブツ言ってるし笑｣
｢櫻井……｣
少し笑いながら話しかけてきたこいつは同期の櫻井翔。ルックスよし、頭良し、性格よしの三拍子ときた。
さらには、この年齢でまさかの課長。こりゃ、女子がほっとかない優良物件なわけだ。
今は部署が違うといえど、前に一緒だった関係で、結構仲がいい。さらに、学部が違うので関わった事がないから、知らなかったが同じ大学らしい。おかけで、こいつのファンにはすごく睨まれるのだが。
翔｢よお、仕事終わった？｣
｢ああ、ちょうど今終わったところ｣
翔｢じゃあ一緒に飯食いにいかね？｣
早く帰りたいけど……
｢奢りなら行ってあげてもいいわ｣
翔｢上から目線すぎねぇ？笑まあ、いいわ奢るから行こうぜ｣
｢あ、まじっすか？ゴチになりマース笑｣
ということで、早く帰りたかったが奢りということなので、一緒にご飯を食べに行くことにした。
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作者名：文月 | 作成日時：2020年7月27日 23時
