ドライな彼女 S.S (ページ12)

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『櫻井さん！』

あの子はたしか……総務で可愛いって人気のまりちゃん……？

『お疲れ様です！』

翔｢おお、お疲れ｣

『あのぉ、これから一緒に食事でもどうですかぁ？』

うわ！めっちゃ上目遣い！すげぇ、自分と相手の身長差と自分の武器わかってんなぁ……
私の身長で上目遣い上手くいくのって誰だ？城田優くらいか？

『わたしぃ、ワインが美味しいお店知っててぇ、櫻井さんと一緒に行きたいなって♪』

ん？話してるのに小文字が見えるぞ？小文字厨なのか……？しかも心無しか音符も……こういう人はあんま好きじゃないな……まあ、互いに関係そんなにないし、嫌っても嫌われてもなんの害も無いけどな。

翔｢ああ、ごめんね。今からAと飲み行くんだ。ごめん。また誘ってよ｣

あ、またキラーんって音聞こえたぞ？キラースマイル見えたぞ？

『は、はぃ』

あーあやられてるし笑

『それじゃぁ、失礼します……』

え？なんか睨まれた？は？しょうがねえだろ！こっちが先に約束してんだから！睨まれる筋合いない！っての！

翔｢行くか｣

｢おう、｣

あーなんかイライラするけど、櫻井と一緒にいると少なからずこういうことはあるし、気にしてたらきりねーや。金曜だし今から飲みにいくし、忘れよーっと

翔｢ん？なんか機嫌悪い？｣

｢ん？いや、気にすんな大丈夫大丈夫笑｣

翔｢ならいーけど｣

｢ほら！はやく！早く飲みたい！行こ！｣

翔｢おう！｣

さーて、ぱあーっと飲みましょう！