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「オマエら、バーンとド派手な魔法とか使えねーのか?」


 グリムの意見は正しい
 そんな魔法があれば、あのバケモノを倒すことは容易だった
 しかし2人は押し黙る。まだ使えないからだ



「ナミは?」


 グリムの丸い瞳がこっちを向いた
 エースもデュースもナミを期待の眼差しで見つめた
 入学式はあんなすごい魔法を見せてくれたのに

 しかしナミは顔を横にふった



「なんだー使えねーの」


 げんなりしたエースに
 デュースは殴りかかるような口ぶりで注意をした



「お前!ナミになんて口を叩く!?」


「あ、デュースも先輩つけんのやめたんだ」


「あ…ぅぁ…と、とにかく僕はなんとかしてあいつを倒して、魔法石を持ち帰る」



 エースにつつかれて萎んでしまうデュース
 エースはそんな彼に呆れていた



「だーかーらー、お前さー、シャンデリアの時といい実は相当バカでしょ。さっき全然歯が立たなかったくせに“なんとか”って何?何度やったって同じだろ」


「なんだと!?お前こそ…」


 また始まったんだゾ…とグリムが呆れて、腕を組む
 ユウはそんな2人をじっ…と見つめた
 そして「よし!」と決意するとナミの耳を手でふさいだ
 それは驚かせないようにだった



「「「「「2人ともいい加減にしなさい!!」」」」」


 ユウを叫び声は大きかった
 キーン、とグリムの猫耳を強打させた
 エースとデュースは一瞬にして黙る



「そんなだから2人とも歯が立たないんだよ」


 グスッ、と2人にユウの言葉が刺さる
 でも、一体どうしろと?という話に変わる



「そんなの簡単だよ!みんなで力を合わせよう!」



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- めっちゃくちゃ面白いで好き!読んでるだけで元気になります❣️ (4月2日 23時) (レス) @page1 id: 34b8c8826b (このIDを非表示/違反報告)
なみ2(プロフ) - エリカさん» 直してきました!むかつくぐらい誤字が集まってました笑 助かりました。ありがとうございました╰(*´︶`*)╯♡ (2022年12月10日 21時) (レス) id: c79dd3b270 (このIDを非表示/違反報告)
なみ2(プロフ) - エリカさん» わざとはない笑笑 先にお伝えしておきます。これから先めっちゃ誤字あります(^言^)申し訳ねぇ。自己満で書いているのでスピード重視で書いてしまう (2022年12月10日 21時) (レス) id: c79dd3b270 (このIDを非表示/違反報告)
エリカ(プロフ) - あ、あのですね〜誤字ってるところがある気がするんですけど〜言いますね。ページ34の魔法陣のところ「魔法陣」ではなく「魔方陣」になってる気がしますこれってわざとですか?あと長くてごめんなさい (2022年12月10日 20時) (レス) @page34 id: 2794126587 (このIDを非表示/違反報告)
なみ2(プロフ) - MaOさん» ありがとーございまふ!(^O^) (2022年11月29日 7時) (レス) id: c79dd3b270 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:真灯 x他1人 | 作成日時:2022年10月4日 19時

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