気を取り直して第12話 ページ14
ar「もしもーし」
『毎日電話かけるつもり？w』
ar「えー…だめ？」
『別にいいけどさw』
夕飯や風呂も終わり、自室へ戻る途中にまたあろえから電話がかかった。まぁなんとなくわかってはいたけど。
ar「そういえば、女の人とも仲良くできてる？A苦手でしょ？」
『ここ女の人おらんよ。私以外は全員男の人』
ar「はぁ！？」
あろえが大声で叫ぶ。耳壊れるんだけど。
『別に悪い人たちじゃないから…大丈夫だって』
ar「いやそういう問題じゃないの！」
どういう問題…？
その後あろえは言葉に詰まって、結局、もういい！なんて言われてしまった。理不尽。
『…え、もうこんな時間？はや』
ar「ほんとだ…もう寝る？」
『…眠くなってきたし寝よっかな…』
ar「ん。おやすみ、A」
『おやすみ』
そう言って電話を切った。
少し話していると、あっという間に時間が過ぎている。楽しい時間ほど早く過ぎてしまう。
辛い一瞬は、何時間にも、何日にも感じられるのに。
『…寝よ』
涙が零れる前に。
『…おはようございます…』
cn「あれ、早いね」
『…二度寝しようにも寝れなくて』
cn「そっかぁ…それは残念」
紺さんは、そうは言いながらもどこか嬉しそうだった。
家にいるときのゆったりした服装ではなく、スーツを身につけていた。これから仕事なのだろう。
…大変だな…
cn「じゃ、俺は仕事行ってくるね」
『はい。頑張ってください』
少し寂しそうな顔をしながら玄関へ向かう紺さん。
なぜか、その背中を追いかけずにはいられなかった。
『紺さん！』
cn「ん？なぁに？」
『…帰ってきたら、一緒にゲームでもしませんか？』
そう言って顔を上げると、口をぽかんと開けている紺さんが見えた。
まずい、言葉を間違えたか…
『ご、ごめんなさい、仕事帰りとか疲れてますよね、なのに私…』
cn「…んーん、全然大丈夫！むしろ嬉しいし！」
紺さんの表情が、少し柔らかくなった。「俺今日、いつもより頑張れちゃうかも」なんて言って、頭を撫でられる。
『それじゃ…いってらっしゃい』
cn「！…いってきます！」
…よかった。
余計なお世話かもしれない。私の勘違いかもしれない。けど…
昔の私と、どこか似ていたから。
ru「おはよ〜」
『おはようございます』
その後、1人ずつ起きてきた。それにしても、紺さん以外の方はお仕事とか無いのだろうか…
ru「あ、俺今日から仕事始まるわ…」
kyo「俺もやなぁ…いやだー」
…そんな事ないみたい。
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舞コンブ神楽(プロフ) - 椿さん» 楽しんでもらえて良かったです…！これからも頑張ります！最後までありがとうございました！！ (2023年4月4日 22時) (
レス) id: 7865aa888d (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - 完結おめでとうございます！本当にお疲れ様でした！運営全員可愛かったし、お父さんとの関係も、ふかくて、楽しい作品でした！大好きです。これからも頑張って下さい！ (2023年4月4日 18時) (レス) @page47 id: c719696936 (このIDを非表示/違反報告)
舞コンブ神楽(プロフ) - 心愛さん» 最後までありがとうございました！頑張ってくんでぜひこれからもよろしくお願いします！(強欲) (2023年4月2日 10時) (レス) id: 7865aa888d (このIDを非表示/違反報告)
心愛(プロフ) - 完結おめでとうございます!神作品ですね！これからも体に気をつけて頑張ってください! (2023年4月2日 9時) (レス) @page47 id: eed43f1881 (このIDを非表示/違反報告)
舞コンブ神楽(プロフ) - 水無瀬さん» 最後までありがとう！！新作もお楽しみに〜 (2022年11月9日 23時) (レス) id: 7865aa888d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：舞コンブ神楽ﾁｬﾝ | 作成日時：2022年7月28日 12時
