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「え、何処にそんなのあるんですか？」
『ベッドの下ー！
ボックスに入ってるんだよねー。
俺専用のハッピーグッズ！！』
俺の手に持っているクラッカーを見て、
キョトンとした顔でロノくんが尋ねてきたので、
俺は盛大のウインクを一つかまして答える。
主様は勿論、屋敷の皆や他の人に
幸せに、笑顔になってもらいたい俺は
いつでもそうなれるようにトークスキルだけでなく、
もしもの為にとベッドの下にある箱の中に
先程のクラッカーや紙吹雪が入っている。
役に立ったことは記憶上無い。
『ロノくん、バスティンくん。
もし必要だったら言ってね！
何時でも何処でもクラッカー鳴らしたり、
紙吹雪を撒くからね！！』
「いやぁ…多分一生無いと思います……」
『えぇ〜？』
これからも死ななかったり、死にたいと思わない限りは
長く生きるつもりだし、一回くらいはあるだろう。
あっても可笑しくないと思う。
一生、なんて言っておきながらも
恐らくいつかはあるだろうと思っておこう。
「……おい、本当にやるのか？
主様を驚かせるなんて俺はやりたくない」
「それじゃあサプライズの意味がねぇだろうが！
サプライズは驚かすのが目的なんだから！」
『いや、うーん。
バスティンくんの気持ちも分かるけどねぇ〜』
俺達三人でどのようにしてサプライズをバラすのか、
多数決によって決めたのがロノくんの合図で
大声を上げて「サプライズ！」と叫び、
それと同時にクラッカーを鳴らすという行為。
そのことにバスティンくんは顔を顰めて、
「わざわざ主様を驚かせたくない」と反対した。
多数決ということもあり、
上記の内容でサプライズのネタばらしをするのだが、
やはりバスティンくんは納得いかない様子。
勿論、もっと落ち着いた形でサプライズだとバラすのも
それはそれで良いとは思う。
「──っ！シッ！主様が来たぞ！」
『マ──ッ！？』
いち早く気付いた様子のロノくんの言葉に反応して
思わず大声を上げそうになった俺は
無理矢理バスティンくんの手で口を塞がれる。
バスティンくんに口を塞がれたまま
グランドピアノから遠い出入口から様子を確認すると、
そこには紙を持って食堂に入っていく
主様とムーちゃんの姿があった。
俺とロノくんは目を合わせて無言で頷き、
バスティンくんは不服そうな顔をしながらも、
ロノくんとケーキを持ち、俺もクラッカーの用意をした。
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ﾊﾏﾁ(プロフ) - ぴりりさん» こちらこそ、素晴らしいリクエストありがとうございました🙏お気に召して頂けたら幸いです。 (1月1日 5時) (
レス) id: 864379f18b (このIDを非表示/違反報告)
ぴりり(プロフ) - とても良かったです！ありがとうございました！ (12月31日 7時) (レス) @page37 id: 8d252b53f2 (このIDを非表示/違反報告)
ﾊﾏﾁ(プロフ) - ぴりりさん» かしこまりました！キリの良いところで終わらせたいので、バレンタインイベントが終わってからの執筆になりますので、ご了承のほどお願い致します🙏 (12月22日 23時) (レス) id: 864379f18b (このIDを非表示/違反報告)
ぴりり(プロフ) - ラムリ×しょうは出来ますでしょうか？ (12月19日 7時) (レス) id: 8d252b53f2 (このIDを非表示/違反報告)
ぴりり(プロフ) - いえこちらこそすみません🙇 (12月19日 7時) (レス) id: 8d252b53f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はまち | 作成日時：2024年12月15日 23時
