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甘噛みなんてものじゃない。
肌に直接食い込むぐらいの強さで噛み付かれると、
皮膚を噛んだラトくんの歯が離れていき、
自身の首筋を見てみると内出血を起こしていた。
『(うわぁ…痛そう…。
いや、痛いんだけども…)』
くっきりと浮かび上がって、
しっかりと跡が残っている歯型。
いつも着ている燕尾服ならギリギリ隠せるだろうけど、
お風呂に入っている時や着替える時は
絶対にバレそうな位置に付けてある。
どう隠そうかと頭の中で悶々と考えていると、
ラトくんがまた俺の首筋に顔を埋めようとしてきた。
『ちょちょちょ、ラトくん！
ストップストップ、ラトくん…！』
「…………」
『い"っ…！！』
慌ててラトくんの名前を呼んで制止をしたが、
ラトくんの耳には届いていないのか、
遠慮なく肩に噛み付いてくる。
思い切り歯が食い込んできて、
あまりの激痛に俺は顔を顰めた。
『(…な、なんだこれ。
こういうのって恋人同士がするものでは…？
いや、仲間同士でもこんなことするの？
俺が知らないだけで皆するものなの？
ダメだ、頭が混乱してる。分かんない)』
頭の中で必死に今の状況を整理するが、
あまりの情報量の多さに頭がパンクしそうだった。
ラトくんが俺の首やら肩やら鎖骨辺りを噛んでいく度に
痛みで声が出そうになるが我慢するが、
今度は生暖かい感触が伝い、ゾワゾワと背筋が震えた。
『…っ』
そのまま歯型をなぞるように舌で舐められていって、
あまりにも擽ったくて身を捩らせた。
幸い、内出血だけで済んでいるので、
ラトくんが俺の血液を舐める行為はしておらず、
ただ皮膚に滴る汗を舐めていることにホッとする。
俺とラトくんの血液型は違うし、
もし俺の血液を舐めてしまい、
万が一のことが起きれば只事では済まないのだから。
一先ずは、嫌がる素振りを見せずに
ラトくんが満足するまでこのままにしようと
大人しく受け入れることにした。
『(寧ろ、拒否でもしちゃったりしたら
ラトくんを傷付けるかもしれないし。
今はこうするしかない)』
ラトくん自身が突然何故このようなことをしたのか、
俺には全く分からないが、深いスキンシップだと
思い込んでしまえばこっちのものだ。
あまり気にしないようにしておこう。
『(まあ、なんとかなるでしょ…！)』
ただ一つ心残りといえば、
トレーニングから終わったばかりで
汗臭い自分自身についてなことぐらいだ。
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ﾊﾏﾁ(プロフ) - ぴりりさん» こちらこそ、素晴らしいリクエストありがとうございました🙏お気に召して頂けたら幸いです。 (1月1日 5時) (
レス) id: 864379f18b (このIDを非表示/違反報告)
ぴりり(プロフ) - とても良かったです！ありがとうございました！ (12月31日 7時) (レス) @page37 id: 8d252b53f2 (このIDを非表示/違反報告)
ﾊﾏﾁ(プロフ) - ぴりりさん» かしこまりました！キリの良いところで終わらせたいので、バレンタインイベントが終わってからの執筆になりますので、ご了承のほどお願い致します🙏 (12月22日 23時) (レス) id: 864379f18b (このIDを非表示/違反報告)
ぴりり(プロフ) - ラムリ×しょうは出来ますでしょうか？ (12月19日 7時) (レス) id: 8d252b53f2 (このIDを非表示/違反報告)
ぴりり(プロフ) - いえこちらこそすみません🙇 (12月19日 7時) (レス) id: 8d252b53f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はまち | 作成日時：2024年12月15日 23時
