❖心理は不明 ※BL ページ1
✤
▫ラト×A
▫前回(シリーズ ��)『滾ってくる』の続き
──────
『か、噛み付いたらどうなるかぁ〜。
ラトくんって面白いことを考えるね〜』
あはは、なんて誤魔化すように笑ってみせるが、
ラトくんは無言で俺を見詰めてくるだけ。
穴が開きそうなくらいじぃっと見詰めてきて、
指先で項を触られ続けている。
恥ずかしさで死んでしまいそうだった。
『(フルーレくん辺りが来てくれたら、
この状況を止めてくれそうなんだけど…。
こういう時に限って誰も来ないし…)』
「…………」
悶々とこの状況をどうすべきかと考えていると、
今度は首筋からぬるりとした生暖かい感触が走り、
唐突の出来事に俺は驚いて飛び跳ねた。
『お"わ"ぁ"っ！？！？！』
「ん……っ」
ぢゅる、と耳のすぐ傍で水音が聞こえる。
何が起きているのかと恐る恐る目を開くと、
ラトくんが俺の首筋に顔を埋めていた。
舌で俺の首筋から鎖骨まで丁寧に舐め上げてきて、
ゾワゾワと背筋が震えて、変な声が出た。
「しょっぱいですね」
『俺が汗かいてるからね！！』
「ふふ、そうでした」
小さく笑った後、俺の汗を堪能するかのように舌で舐め上げ、
たまに当たるラトくんの吐息が擽ったく、変な声が出る。
ラトくんの行動に頭が追いつかず、
俺はただされるがままになっていた。
恥ずかしくて目が合わせられず、
なるべくラトくんと目を合わせないように
下に俯きながら、終わりを待っていた。
「Aくん」
『な、なに？』
「私……今とても興奮しています。
この感情は一体なんでしょうか」
『さ、さぁ〜？なんだろうね〜』
ラトくんは俺の汗を舐めとる行為に興奮しているらしく、
俺は笑いながら答えているが、内心かなり動揺していた。
いや、本当にラトくん自身が何故急に
こんなことをし始めたのかが分からないし、
しかもさっきと同じような質問されて返答にも困る。
「…………」
『へ』
ラトくんの口が大きく開かれる。
ぱかっ、と綺麗な歯並びと唾液が含まれている
舌の先が俺に向かってきた。
その行動がスローモーションのように見え、
俺は目を見開いた。
『い"ぃ"い"い"ッッッ！？！？』
がぶりといきなり首筋に噛み付かれて鋭い痛みが走り、
自分の口から断末魔が止まらない。
突然、何が起こったのか理解出来ず、
頭の上がハテナだらけで混乱した。
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ﾊﾏﾁ(プロフ) - ぴりりさん» こちらこそ、素晴らしいリクエストありがとうございました🙏お気に召して頂けたら幸いです。 (1月1日 5時) (
レス) id: 864379f18b (このIDを非表示/違反報告)
ぴりり(プロフ) - とても良かったです！ありがとうございました！ (12月31日 7時) (レス) @page37 id: 8d252b53f2 (このIDを非表示/違反報告)
ﾊﾏﾁ(プロフ) - ぴりりさん» かしこまりました！キリの良いところで終わらせたいので、バレンタインイベントが終わってからの執筆になりますので、ご了承のほどお願い致します🙏 (12月22日 23時) (レス) id: 864379f18b (このIDを非表示/違反報告)
ぴりり(プロフ) - ラムリ×しょうは出来ますでしょうか？ (12月19日 7時) (レス) id: 8d252b53f2 (このIDを非表示/違反報告)
ぴりり(プロフ) - いえこちらこそすみません🙇 (12月19日 7時) (レス) id: 8d252b53f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はまち | 作成日時：2024年12月15日 23時
