獄卒がヒーローの世界に行っちゃう話２［ヒロアカ×獄都事変］ (ページ18)

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谷裂side

アイツに気づかれないよう

気配を消して歩く

5人が捉えられてるのは確かこの部屋

アイツは今はここにはいない

さっきどこかへ行ったのを見た

一応慎重にドアを開く

八百万「谷裂さん…ッ！？」

平腹「谷裂ぃ！」

谷裂「…静かにしろ。」

5人の拘束を解いていく

5人中意識があったのは2人

谷裂「…この建物から出るぞ。いつアイツが来るか分からない。出来るだけ早くだ」

八百万「分かりましたわ…」

平腹「おう！」

残り3人を各自背負って

建物の中を移動する

このまま順調に行けばもうすぐ出口

だがそう簡単には行かないようだな

？？「ほぅ…谷裂君、裏切りですか」

谷裂「…そこを退いてもらおうか」

？？「君に倒すことができるのかい？できるなら…かかっておいで…」

平腹の方へアイツから黒い何かが伸びる

平腹「うぉッ！？」

間一髪避けるが

アイツの攻撃は続く

谷裂「平腹！コイツも連れて出口行け！」

俺の背負っていた女を平腹に託し

八百万と逃げるよう指示する

八百万「で、でも谷裂さんでも敵う相手ではないのでは…ッ」

平腹「谷裂が敵わなかったら俺も君も敵わないんだよ…ここは谷裂の言う通りにしてオールマイト呼びに行こーぜ」

平腹が珍しく真面目に言う

谷裂「わかったならさっさと行け！」

平腹「行くぞ八百万！」

八百万「え、えぇ！」

2人が出口へ走ってく

？？「今回はこちらの負けかな？まぁでも…君は倒しとかないとね」

谷裂「が…ッ…ぁ…！？」

いきなり腹部に強烈な痛みを感じる

そして吹き飛ばされた

なんだ今のは

何も見えなかった

谷裂「っ…く…」

自分の腹部を見ると血溜まりになっていた

？？「…こんなに弱いのかい？残念だなぁ…」

谷裂「この程度で勝ったつもりか…？舐めるな」