獄卒がヒーローの世界に行っちゃう話２［ヒロアカ×獄都事変］ (ページ15)

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佐疫side

どんなに探しても

どんなにどんなに探しても見つからない

常闇「違う場所へ逃げたか」

切島「その可能性が高いな」

佐疫「…ッ…」

あっち側にいたってことは

谷裂は俺達を裏切ったってこと？

木舌も見当たらない

平腹は連れ去られた

もしかしたらA達も…？

不安がどんどん募っていく

仲間が危険かもしれないというのに

何もできない自分が嫌で憎くて

身体が震えているのが分かる

芹戸「佐疫君…」

佐疫「…とにかく…雄英へ戻ろうか。少し周って分かったんだけどここは多分隣町だ」

俺達はとりあえず雄英へ戻った

雄英側は俺達が連れ去られた事をまだ公にしてなかったため大ごとにはなっていない

オールマイト先生にはここにいる生徒は全員無傷で無事なこと

そして生徒5名が行方不明

生徒1名が敵側へいるかもしれないと言う事を伝えた

オールマイト「そうか…。ありがとう佐疫青年。後は私達に任せて皆んなは家に帰りなさい」

その日はオールマイト先生の言う通り

皆んな静かに家へ帰って行った

佐疫「A達が病院から消えた…？」

肋角「…今、病院から連絡があった。災藤が探しに行っている」

まさか…A達もアイツらに…

佐疫「俺も探しに…」

肋角「…そう言うと思った。なら俺と探しに行こう」

肋角「1人じゃ危険だろう。」

佐疫「…はい」

肋角「そう不安そうな顔をするな。簡単にやられる奴らではないだろう？」

肋角さんに頭を撫でられた

佐疫「ッ…はい…」

俺は不安からか

それとも肋角さんに安心したのか

涙が溢れた