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23、名前呼び ページ25

Aside


何を言うかと思えばまさかの名前で呼んで欲しいって?

『切原、いきなりどうしたの?』

切「だってー、先輩だけ俺の事苗字呼びでなんか距離があるみたいなんスもん!」

『いや、柳生も苗字で呼んでるでしょ。』

切「柳生先輩は紳士だからいいんスよ!」

え、何それ。

紳士だからって、それで説明つくんだ。

まぁでも、切原は可愛い後輩だし、名前呼びくらいはいいかもね。

『別に良いよ。切原の事、名前で呼んでも。』

途端に顔を明るくした切原。

切「ほんとスか!?やったー!!」

そんなことで喜んでくれんなら別に、ねぇ…

仁「俺の事もまーくんと呼ぶぜよ。」

『それはやだ。』

仁「即答とは酷いのぉー…」

いや。

私は酷くない。

流石に同級生の男子をあだ名で、しかもまーくんなんて呼びたがる奴はいないだろう。

居るかもしれないけど私はそんな奴じゃない。

仁「じゃあ俺は名前で呼ばせてもらうぜよ。」

『まぁそれぐらいなら…』

あだ名で呼ぶよりは全然マシだし。

こっちにも被害ないし。

幸「俺もそうしようかな。」

丸「俺もそうするぜ!」

切「あー!俺も俺も!」

真「む、ならば俺もそうしよう。」

柳生「では私もそうしましょうか。」

柳「俺もそうさせてもらおう。」

ジャ「え、じゃあ俺も…」

え?

『別にいいけど…』

私の事名前で呼んでも得はしないよ?

……まぁいっか。

なんか喜んでるみたいだし。

今日の事で私は少し、立海男子テニス部が好きになれた気がする。

『あれ?そういえば練習は?』

「「「「「「「「あ…」」」」」」」」







この後めちゃくちゃ練習した。

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作者名:澪音 | 作成日時:2021年2月21日 18時

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