平凡を望む天才少女【テニプリ】 (ページ24)

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22、仲間ページ24

Aside

『…なんでここにいるの。』

私はまだ床に座り込んだまま聞いた。

幸「仁王が柊さんが呼び出されたかもしれないって教えてくれたんだよ。」

仁王…

やっぱ気付いてたのか。

でも呼び出された事まで気付かれてるとは思わなかった。

『…なんで教えたの。』

仁「呼び出しくらったのをわかってるのに見逃すことなんて出来ないじゃろ。」

『そうゆう事じゃない。もしこのことで部活停止なんて事になったらどうするつもりだったの？あと先考えずに行動するのはやめたほうがいい。』

その行動がチームにも迷惑かけるかもしれないし、何より自分がテニス出来なくなったら悲しいでしょ。

幸「…でも、仲間が危険な目にあっているならすぐに行動するものじゃないかな？」

『！…私みたいなマネージャーは仲間じゃなくない？半強制的にマネージャーになって仕方なく仕事してる奴だよ。』

私はやりたくてやり始めた訳じゃない。

それにまだ立海のテニスは認めてない。

そんなマネージャーは仲間って言いたくないんじゃない？

幸「でも柊さんは仲間だよ。何もせずに部活の邪魔をしてくる訳でも無いし、むしろ立海テニス部に貢献しようとしてくれてる。きっかけは何であろうとチームのために尽くしてくれていることには変わりないよ。」

そんな風に思ってくれてたんだ…

真「あぁ。柊はR陣以外の者もよく面倒を見てくれているからな。」

ジャ「アドバイスもくれるしな。」

切「俺、よく寝坊しないようにって電話かけてもらってるっス！」

柳生「私もこの間部誌を拝見をさせていただきましたが、とても分かりやすく書かれていました。」

そんなに言われるとちょっと…

『…役に立ってるなら良かった。』

丸「あ！柊照れてる！」

『照れてない。』

仁「照れてるじゃろ。」

『…照れてない。』

柳「照れてるな。」

『照れてないって！』

切「えー？ホントすかー?」

切原がいつの間にか私をいじり出してる…

『切原。先輩をいじるのはやめたほうがいい。』

っていうかやめて欲しい…

切「…」

『切原？』

どうしたんだろう？

いきなり黙って…

切「俺、先輩に名前で呼んで欲しいっス。」

は？

ほんとにいきなりどうした？