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「えー...とりあえず自己紹介でもしますか！」
小島、と先程呼ばれていた人が何故か立ち上がる。と同時にピーーッとすごい音がした。ケトルでお湯が沸いたみたい。なんだここ。
お茶が運ばれてくるなか、小島とかいう人が話し始めた。
「小島健、2年生です！部長です！成り行きで部長になりました！ビバ！お願いします！」
...すっごい、騒がしい部長さんだな。部長って3年生じゃないんだ。
「はい！いったーいたいたいたいたい俺大晴！福本大晴2年生です！定食屋の息子です！！お願いしマス目を作成中！ここに漢字かけるでえ...！」
「お前いきなりそれは引かれるで」
...お茶を配ってた人。ごめんなさい先輩だけど言わせてください、なんだお前。
「えー、俺は末澤誠也。歳は21歳、フリーターな。誠也くんって呼んで」
「...ここの生徒じゃないのに、何してるんです？」
「俺とリチャ、ここの卒業生やねん！大丈夫やで！」
なにが大丈夫なんだろう。
「リチャード、大学3年。よろしくな」
「リチャな、こんな見た目やけど生まれも育ちも京都やねん」
詐欺すぎやしませんかそれ。
「正門良規です、3年生。わかんないこととか不安なこととか、なんでも聞いてな」
1番まともそうな人。どうやらまともらしい。
「で、僕が佐野晶哉〜ってもう知ってるもんな。自己紹介、Aちゃんの番やで」
「...小日向A、佐野くんと同じ1年生です」
よろしく〜なんて言って、拍手してくれる。うるさいけど、きっといい人たちなんだろうな、
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作者名：紗々 | 作成日時：2020年5月21日 10時
