通常 ページ8
「我妻さん!この餡蜜とっても美味しいです!」
美味しくて私がパクパクと食べていると、彼がまた私を見てクスクスと笑っていた。
「す、すみません...美味しくってはしゃぎすぎました」
「ぜんぜん!美味しそうに食べてるAちゃんが可愛いな〜って思って」
また可愛いと言われて、私は顔が赤くなってしまった。
この年上の余裕感は一体なんなんだろう。今はもうそんなこと考える暇もないくらいドキドキしてしまっているらしい。
我妻さんがじーっと私のことを見つめてきて、私は食べるのが恥ずかしくなってしまった。
「って、我妻さん!全然みたらし団子食べてないじゃないですか」
我妻さんのお皿をみるとみたらし団子が1口だけ食べられてるだけだった。助けてくれたお礼にと思って誘ったのに、誘った相手が全然食べてないんだから意味ないじゃないか。と思いながら私は我妻さんのみたらし団子に手を伸ばした。
「食べないなら私が貰っちゃいますよ」
そう言ってみたらし団子の串を一つとって食べようとしたら、その腕を我妻さんにに掴まれた。私はビックリしてその掴まれた腕を離してもらおうとして腕を引くがピクリとも動かない。そしてしまいには私が持っている串を優しく奪い取ってから私の口元にそれを差し出してきた。
「それなら俺が食べさせてあげるよ」
「なっ、自分で食べれますから!」
「いいからいいから!はい!あーん!」
パクッ
「ん、おいひいれす.....」
不貞腐れたように口を広げた私にそっと口の中に団子を1口分。食べた感想を団子が口に入ってる状態で伝えると、また声を出してあはは!と笑われてしまった。
「やっぱり俺と結婚しない??絶対絶対必ず幸せにしてみせるから!!」
「し、しませんっ!!!!!」
身を乗り出してきた我妻さんの、これで3回目となる結婚してくれ攻撃に私は
大人の余裕があるとかなんとか思ってたけど、やっぱり我妻さんは我妻さんだった。
こうして私の休日は我妻さんによって騒がしい一日になった。
たまにはこんな日もありかな?なんて思ってしまった私はやっぱり我妻さんに弱いのかなぁ。
そしてまたこうして2人で甘味処行きたいなぁとも思ってしまった。
私は我妻さんの耳がいいとは知らず、そんなことを考えていたら、我妻さんがこちらをみて嬉しそうにニコニコと笑っていた。
「俺もまた行きたいなぁ」
┈┈┈┈┈┈┈┈
甘味処編終了です!笑
次はどんなのにしようかなぁ(。-_-。)
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みーたん(プロフ) - おもちさん» コメントありがとうございます!!嬉しいです!(´・ ・`)最後まで見て頂きありがとうございましたっ! (2020年1月26日 19時) (レス) id: 40e3eec196 (このIDを非表示/違反報告)
おもち - お疲れ様でした!素敵なお話をありがとうございます! (2020年1月25日 2時) (レス) id: 203d84a786 (このIDを非表示/違反報告)
みーたん(プロフ) - りつ@推しが尊い連盟さん» 本当ですかぁぁ!嬉しいなぁ!(*_ _) (2020年1月21日 20時) (レス) id: 40e3eec196 (このIDを非表示/違反報告)
りつ@推しが尊い連盟(プロフ) - 好きやぁ (2020年1月21日 17時) (レス) id: 026de477cb (このIDを非表示/違反報告)
みーたん(プロフ) - おもちさん» コメントありがとうございます!!これからもずっと見守っててください!!(´+ω+`) (2020年1月21日 2時) (レス) id: 40e3eec196 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美夕 | 作成日時:2020年1月15日 13時