怪我 ページ19
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｢Aさ〜ん！一緒に洗濯物干しましょう！｣
｢分かった！ちょっと待っててねえ｣
玄関を綺麗にほうきで掃き終わった後、
日が高く昇って、気温もあがってきたので、ナホちゃん達と一緒に洗濯物を干し始めた。
｢もう秋ですねぇ〜｣
｢日が沈んだらすっごい寒いです！！｣
日が登っている時は暖かいけど、沈んでしまった途端寒くなるので、秋になると早めに洗濯物を取りに行かなければ行かない。縁側でぐっすりと眠っている禰豆子ちゃんを見ながら洗濯物を干していった。最後の1枚だ！と気を抜いてしまったらしい、一瞬吹いた強い風に飛ばされそうになってしまった。
｢あっ！！｣
しまった、と思って手を伸ばしながら後ろを振り返った。
タオルは吹き飛ぶことはなく、後ろにいた人がタオルをしっかりと握っていた。久しぶりに見た、羽織と人にしては珍しい髪の毛の色を見て、思わず息を飲んだ。
｢善逸さん.......｣
｢あ、危なかった｣
｢ありがとうございます｣
｢いえいえ！どうぞ！！｣
｢お久しぶりです...！｣
久しぶりだねと、ニコニコと笑顔で笑ってくれた。私は久しぶりに会えた善逸さんに、泣きそうになった。
しかし善逸さんの肩あたりをみて思わずギョッとした。
羽織の色が少し変色していて、赤黒くなっていたからだ。
｢ぜ、善逸さん、肩怪我してるじゃないですか｣
｢これ、傷は浅いんだけどなかなか血が止まらなくて、でも怪我はいつもの事だから大丈夫だよ！！｣
ケラケラしていた善逸さんに少しムッとしてしまった私は、善逸さんの腕を引っ張って、治療室まで早歩きで歩いた。
そしてドアをバン！と開けて救急箱を素早く取りだした。
そんな私を見て治療してくれるんだと思ってくれたらしい善逸さんは隊服の上着を脱いでシャツの袖をまくって傷の手当をしやすいように出してくれた。
薬を塗るために傷口にそっとさわっただけで、痛そうな顔をしている善逸さんの顔を見て、とても苦しくなった。そういう仕事なので仕方ないと思っても、やっぱり善逸さんが怪我をして帰ってくるのはとてもつらい。
｢ふふ、心配してくれてありがとう｣
そう言って優しく笑った善逸さんと目が合った。
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みーたん(プロフ) - おもちさん» コメントありがとうございます！！嬉しいです！(´･ ･`)最後まで見て頂きありがとうございましたっ！ (2020年1月26日 19時) (
レス) id: 40e3eec196 (このIDを非表示/違反報告)
おもち - お疲れ様でした！素敵なお話をありがとうございます！ (2020年1月25日 2時) (レス) id: 203d84a786 (このIDを非表示/違反報告)
みーたん(プロフ) - りつ@推しが尊い連盟さん» 本当ですかぁぁ！嬉しいなぁ！(*_ _) (2020年1月21日 20時) (レス) id: 40e3eec196 (このIDを非表示/違反報告)
りつ@推しが尊い連盟(プロフ) - 好きやぁ (2020年1月21日 17時) (レス) id: 026de477cb (このIDを非表示/違反報告)
みーたん(プロフ) - おもちさん» コメントありがとうございます！！これからもずっと見守っててください！！(´+ω+｀) (2020年1月21日 2時) (レス) id: 40e3eec196 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美夕 | 作成日時：2020年1月15日 13時
