検索窓
今日:47 hit、昨日:0 hit、合計:34,773 hit

23話 理由の分からぬ激昂 ページ24

酒呑と別れた後、私達はイベント会場のステージへ向かっていた。そこで何やら催し物があるらしい。そこに、事件を引き起こしている妖怪が...?
 ステージの辺りにはさっきまでより大きな人だかりが出来ていて、熱気で蒸し暑い。それにしても...
「男ばっかだな」
「なんか、イケメンになれる機能があるんだって!」
そういえば今回はそうゆう案件だったんだ。あの、プリティーハンサムでイケメンに...?そんなすぐになれたら人生イージーモードだろう。まあ、そんな欲望を叶えられるからこうやって人が群がるんだろうな。
「あ、始まるぞ」
 ステージの上に男の人が立つ。その男の人はなんだ、会社の人か。アプリの使い方を説明していく。会場の人はそれに沿って携帯を操作する。宗教じみた光景だ。しばらくしたその時。
「ねえ、周りの人たち!」
 姫野さんが声を上げた時にはもう、周りには顔立ちのいい人ばかりになっていた。申し訳ないことだが、さっきまでそんなじゃなったよな...
「おお、美味そうに出来上がったじゃねえか」
そう言ってステージの上の男の人は次々に触手を出し、顔に被せていく。
「あれが...!」
「そうみたいね。行くよ、みんな!」
 そう言って天野さんは妖怪を召喚していく。なるほど、あれが妖怪ウォッチの力。噂程度に聞いたことはあるが、直接見るのは初めてだ。
「オラオラ!」
召喚されたいかつい猫と犬は妖怪に全速力で向かっていく。するとそこに...触手が!...ってあれ。
「顔が吸われてないぞ」
「なんか、よく分からないけど...良かったね、ジバニャン!」
「良くねえ!」
 あ、キレた。猫の妖怪が猛スピードで攻撃を仕掛ける。相手の妖怪もだいぶ押されているようにも見える。
「クソ...イケメンを吸わないと...そこだ!」
そう言って触手を伸ばした先にいたのは...
「え?」
トウマだ。なんでトウマを選択したのかは詳しくは分からないが、隣にいる奴に襲いかかるのを黙ってほっとくことが出来なかった。普段なら、きっとほっとくだろう。なのに、何故だ。
 体はトウマを庇うように動き、手に生まれた雷は触手に向かって飛んでいく。
「醜いぞ!」



過去最高123位...ありがとうございます!沢山の人に読んでもらえて嬉しい...
夢主のイメ画描いているのでもうしばらくお待ちください...

24話 距離感は掴めず→←22話 不思議な気配


ラッキーカラー

あずきいろ

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした!


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (33 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
35人がお気に入り
設定タグ:妖怪ウォッチ , シャドウサイド , 月浪トウマ   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

Milkcat(プロフ) - 珠華姫さん» ありがとうございます!楽しんでもらえるような小説が書けるように頑張ります! (2019年8月7日 22時) (レス) id: f6a5fa765e (このIDを非表示/違反報告)
珠華姫(プロフ) - すっごくおもしろいです!更新頑張ってください!無理はしないで下さいね。楽しみにしてます! (2019年8月7日 21時) (レス) id: 8b16303676 (このIDを非表示/違反報告)
Milkcat(プロフ) - kotorin♪さん» 感想ありがとうございます!更新遅くなってしまってますが、出来る限り更新するので読んでいただけると嬉しいです! (2019年7月28日 23時) (レス) id: 444fb6a5c2 (このIDを非表示/違反報告)
kotorin♪(プロフ) - 凄く面白いですね!続きが気になります!頑張ってください! (2019年7月28日 21時) (レス) id: cc2a8c7850 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Milkcat | 作成日時:2019年7月19日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。