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「...んふ、よく出来ました」
ああ、俺の飼い主様はなんて優しいんや
彼女の視線にどろりとした甘いものが混ざる
「だめなおれにおしおきしてください」
だから、もっとさっき以上に俺を
ぐちゃぐちゃにして
「いいよ、大好きだよ
ああ、俺もです先輩
________
『はじめまして!柏木Aです!』
『...しょっぴれす』
初めて先輩に会った時は恥ずかしくてまともに喋れなかった。正月、親戚の集まりに連れてこられた俺は初めての感情を彼女に抱いた
親戚間で歳の近かった先輩は俺を弟として扱ってくれた
目一杯彼女から注がれる愛情を受け入れてた事を幼いながらに覚えている。ひとつ年上の先輩は俺を甘やかすのが大層得意だったのだ
最初は「姉」として慕っていた
しかし、俺はもっと先輩の近くにいたくて
呼び方を「ねえさん」から「A先輩」に変えた
名前呼び捨てでも良かったのだが少し恥ずかしかったのだ
俺を1番にして欲しくて、弟を卒業する為に奮闘した
その成果があって、おれは先輩の「犬」になる事が出来た
しかしA先輩は人を甘やかすのが得意だから
そんな先輩の周りには彼女に甘やかされたい人間が沢山群がってしまう、でも優しい先輩は全てを受け入れてしまうから、俺が先輩の1番になるにはこれが最善だった
恋人なんて不安定な関係ではなく
俺達の関係は「服従」と「支配」で出来ていた
1種の依存関係なのかもしれない
そう...俺は先輩に支配されているんや
俺の体の細胞ひとつひとつが彼女のもので
俺の全てが彼女でできている
それはとても幸せな事で
先輩はああ見えて人に命令されるのが好きでは無い
それに加えて"自分の物"に対する独占欲が人一倍強いのだ
1度先輩に恋人が出来た時があった
もしかして捨てられてしまうのかと焦って泣いたりしたが、先輩はそんな恋人より俺を優先してくれた
『恋人じゃないけど、私の犬をどう扱おうが私の勝手でしょ...?』
そう言って彼女が俺を優先するものだから恋人とはすぐ別れたらしい。ざまぁやな
学校が同じになってすぐ先輩に会いに行った
先輩は俺を見つけるといつもの甘い眼差しを俺に向けて抱き留めてくれた。やっぱりこの人には俺が必要なんやと実感できた
それからはほぼ毎日先輩の家に通って
先輩の愛を噛み締めている
________
俺を抱き締めて眠る先輩の胸に擦り寄る
とくんとくんと動く心臓の音を聞きながら
ゆっくりと瞼を閉じる
「A先輩、愛してます」
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りす(プロフ) - うわぁ、すっごく好きです、。めっちゃ気持ち悪い顔しながら見てます。めっちゃ好きなんで頑張ってください！ (9月21日 16時) (
レス) id: 6cf6d64f42 (このIDを非表示/違反報告)
ゆせ(プロフ) - 伊織さん» ありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです..指差し確認頑張ります() (2023年3月24日 15時) (レス) id: 3d9dcf08fa (このIDを非表示/違反報告)
伊織(プロフ) - すっごく刺さりました！！！確認頑張ってください！！！ (2023年3月23日 18時) (レス) @page14 id: f7b48c76f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆせ | 作成日時：2023年3月21日 17時
