▋藤色の ページ11
シャオちゃんと過ごした昼休みはとても楽しく彼もとても嬉しそうにしてくれていた。やはり可愛い子と一緒にいるのは楽しくてついつい甘やかしてしまったなと
『1週間に1度で良いからAちゃんとお昼が食べたい』という可愛いお誘いをされてしまった為ゾムくんに後で説明しなきゃなぁと思ったが、折角出来た友達も大切にしたい。頑張って説得しようと思いシャオちゃんのお誘いを受けた
案の定ゾムくんは少し拗ねてしまったが「それ以外は俺と食べてくれるもんな」と上目遣いで言われ「当たり前だよ〜」と呑気に返してしまった。どこからこんな可愛さが出てくるんだこの人は
そんなこんなで学校も終わり私は帰路についている。
今日は放課後暇だから家に帰って何しようかと思いを馳せうちに帰ると玄関に私のでは無いローファーが綺麗に置いてあった
こんな事をする人物に私は心当たりがあるため、二階にある自分の部屋に直行する。扉を開けるとぼすっとお腹辺りに重みを感じる
「先輩、おかえりなさい」
にへらっと笑いいつもは涼し気な視線でいる彼の目尻を撫で「ただいま」と言う。家の鍵を渡した記憶などないのだが私より大きい身長を屈めながら甘えてくる彼に私も随分と絆されてしまった
「また勝手に家に入って、事前に言ってくれないと困るでしょ」
「んふふ、せんぱいだ〜」
「ちょっと話きいてるショッピくん?」
私の話も聞かずに彼はいそいそと私から鞄を奪い取ると雑に床に置いた後私をベットへと誘う。度々彼は人の話を聞かない事があるのだ。そこだけどうにかならないかなぁと思いつつ大人しくベットに腰をかける。
するりと私の太ももの間に体を入れこみ頬を擦り付けてくる。そしてじっとこちらを見てから口を開いた
「せんぱい、俺今日サッカーでシュート決めたんすよ」
「うん、偉いね」
手を伸ばし彼の頭を撫でる
「俺、他にもいっぱい頑張りました」
彼の頬に手を滑らせる
「先輩、いつもの、してほしいです」
「ふふ、そうだね、頑張り者のショッピくんにご褒美あげなきゃね」
彼の両頬に手を添えて顔を近づける
彼の藤色の目が私を捉える
期待する目線が可愛くて少し意地悪をしたくなってしまった
彼の唇に指を置き、なぞる
彼の口から少し不満そうな声が漏れ出るのを聞いて満足する
「いじわるしないで、A先輩...」
「んふ、ごめんね」
不貞腐れるショッピくんの唇から指を退かせ彼の望む通りに彼の唇に私の唇を重ね蝕んだ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 469人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りす(プロフ) - うわぁ、すっごく好きです、。めっちゃ気持ち悪い顔しながら見てます。めっちゃ好きなんで頑張ってください！ (9月21日 16時) (
レス) id: 6cf6d64f42 (このIDを非表示/違反報告)
ゆせ(プロフ) - 伊織さん» ありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです..指差し確認頑張ります() (2023年3月24日 15時) (レス) id: 3d9dcf08fa (このIDを非表示/違反報告)
伊織(プロフ) - すっごく刺さりました！！！確認頑張ってください！！！ (2023年3月23日 18時) (レス) @page14 id: f7b48c76f8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆせ | 作成日時：2023年3月21日 17時
