dr期…！？

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保健室の前に着き、


俺はドアが壊れるんじゃないかって程強く


扉を開けた。




「な、なんや、重岡か。
ノックぐらいしろよな。」



保健の先生は俺の兄貴っ的な存在。


血は繋がってへんけど、


弟みたいに可愛がってくれた。


小さい頃は。


だから呼び名も兄貴。



「兄貴！
ともが具合悪そうやねん。」



紫「どれどれ？
熱、測ってみよ」



緑「ん、」



数分して、体温計が鳴った音がした。



紫「どれ、38度やね、
熱あるやん、いつから？」



緑「朝、起きた時、
ちょっと、変やなって。」



紫「あかんよ、無理して来たら。」



朝からって、そんな我慢してたんか。


気づかんかった…


彼女の体調分からんなんて彼氏失格やん…



緑「だぁき、大丈夫やから、
教室、戻って、？
先生にも大丈夫って。」



「え、でも…」



どうしたらええか迷ってると、


兄貴と目が合って、


「今はそっとしときな」って言ってるかのように頷いた。



「…分かったよ。」



緑「…ごめんね。ありがと。」

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