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You side

呆れたような、心配したような。
そんな顔を見せるらんらんに、どこかデジャヴを感じる。おや、いつぞやの帰り道…。

「確かに最近ちゃんとあってないけど、同じ学年なんだからそれなりに廊下で見かけるからね?」

『なんで心の中呼んでるの!?』

そして廊下で見かけただけで私がいろいろ悩んでるのバレてんの?こわいなこの幼馴染。…いや私がわかりやすいだけか。

「はぁ…全く。約束したのに全然メール送ってくれないんだもん、流石に心配した」

『ええっそんな大袈裟な…まぁ少し参ってきてたからそろそろ連絡しようとは思ってたけど』

「撮影明日でしょ」

『ヒョオ……』

ぐうの音も出ない。
自分が思っていたよりも自分のことを案じていてくれていたらしいこの幼馴染に、なんだか申し訳無さがわいてくる。言ったところで彼は特に気にはしないのだろうけれど…。

「ほら、うさぎ。触るのは久しぶりなんじゃない?」

『わっ。…ふは、そうかも。なんだか久しぶり。ごめんね声あげて、驚かせたでしょ』

そんなことないよ、とでも言いたげけに手のひらにすり寄ってくるうさぎに、心が穏やかになる。
一年の頃、らんらんが委員の当番のときにだけこっそり触らせてもらっていたなぁ。去年のことだけど、なんだか随分昔に感じられる。

悩んで悩んで、無意識のうちに溜まっていた疲労感がすうっと抜けていくような感覚がする。アニマルセラピーってこういう事かな。

ただひたすらにうさぎを撫で続けていれば、横から笑い声が聞こえてきた。

『…なにさぁ』

「バレた?いや、よほど疲れてたんだろうなと思って。どう、なんか浮かびそう?」

『うーん。多分、かなぁ。でも平気そう』

そう笑って言えば、よかった、なんて。らんらんは先ほどとはまた違った、安心したような様子で微笑んだ。

彼には叶わないな、本当に。

膝に乗っていたうさぎを抱えて地面に下ろせば、近場にいた子の方へちまちまと歩いていく。その姿さえ愛しくて見ていれば、なにか思い出したようにらんらんが話を切り出す。

「そういえばね、Aに会ってみたいって言ってる俺の友達がいるんだけど」

『はい?』

らんらんの友達…といえば、十中八九生徒会の誰かだ。随分ともの好きがいたものだなぁ。

『…話せる自信、ないけど。別にいいよ』

「えっいいの?びっくり、断るかと思ってた」

.→←新しい友…なのか?



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森樂(プロフ) - ライアさん» 名推理!わかっていただけて安心しました、大正解です!! (2020年12月25日 6時) (レス) id: 319bfda70e (このIDを非表示/違反報告)
ライア(プロフ) - なるほど、名探偵のようなポーズ…実写動画でのお決まりポーズですよね?! (2020年12月24日 22時) (レス) id: a00b590788 (このIDを非表示/違反報告)
森樂(プロフ) - 小豆さん» 私も美術部員ですこんにち((ありがとうございます、引き続きよろしくお願いします!! (2020年12月23日 21時) (レス) id: 319bfda70e (このIDを非表示/違反報告)
小豆 - 同じ美術部員ですどう(((めちゃ神作ですね!!(確定)これからも更新応援しています! (2020年12月23日 11時) (レス) id: 73726d907e (このIDを非表示/違反報告)
森樂(プロフ) - つむ(^p^)**さん» ありがとうございます嬉しいです(号泣)作品の展開的にキャラに偏りありますが続々と出せていけたらなと思うので(願望)これからもどうぞよろしくお願いしますー! (2020年12月21日 15時) (レス) id: 319bfda70e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:森樂 | 作者ホームページ:https://twitter.com/Sinra_ura_d?s=06  
作成日時:2020年12月3日 23時

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