合コン行ったの恋人にバレた【ブルーロック】

選択 ページ27

「味方にアシストして
1−0で勝つよりも
俺がハットトリック決めて
3−4で負ける方が気持ちいい」

……………

絵心「日本サッカーに足りないのはエゴ、それだ
世界一のエゴイストでなければ
世界一のストライカーにはなれない」

絵心「この国に俺は
そんな人間を誕生させたい」

絵心「この299名の屍の上に立つ
たった1人の英雄を」

絵心「想像しろ､舞台はW杯決勝8万人の大観衆
お前はそのピッチにいる」

絵心「優勝のかかった
そんな局面で…迷わず撃ち抜ける
そんなイカれた人間エゴイストだけ
この先へ進め」

扉がゆっくりと開き出した

絵心「常識を捨てろ
ピッチの上ではお前が主役だ
己のゴールを何よりの喜びとし
その瞬間のためだけに生きろ
それが"ストライカー"だろ？」

俺がここにいるのは夢を諦めるため

『夢を諦めるか、進むかは本人次第』

ふと、女主の言葉を思い出した

『私はどんな選択でも受け入れる』

俺が落ち込んでいる時にはいつもアイツがいた

『でも、約束して欲しい』

『後悔だけはしないで』

後悔のしない選択を選べ

ここで怪我が悪化したとしても

走れなくなったとしても

やらないよりは、

試さないよりは、

千切「…ｽｩｩｩ ﾊｧｧｧ」

マシだろう

俺は一歩前に出て、扉を潜った

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