親の再婚相手の子供が歌い手だった件について【歌い手】

31話 ページ38

ー帰宅ー

『うひぃぃ…づかれたぁ…』

店から出たあと、そらまふの2人は用事があるらしく帰って行った。何から何までお世話になったな。

渉「俺の方が疲れたよ…荷物もって歩いたんだからな…」

『お疲れっす』

渉「…どう？早速使ってみる？」

『え、マイク？歌えってこと？』

渉「そう」

『いやいやほんとに音痴だって』

渉「…いや、うまかったよ？正直言っちゃえば
歌い手余裕でなれる。そらまふだって上手って言ってたんだから自信持てるって」

『お世辞でしょ』

渉「お世辞なんて言う意味ないだろ笑
それに、俺がAにお世辞言うと思う？」

『言わないと思います…！！』

渉「だろ？てことでデビュー曲はどうしますか？隠神さん」

『うぐ…。迷うぜチェケラァ』

渉「意味わかんね(っ’ヮ’c)

『何がいいと思う？』

渉「知らんよ。何か好きな曲ないの？
ボカロでもボカロ以外でも」

『え…そりゃ好きな曲くらい沢山あるよ？
でも大事な大事なデビュー曲よ！？』

渉「優柔不断だなほんとに」

『じゃあ渉くんなんかいい案無い！？』

渉「おいおい全部俺かよ」

『…よし決めた。【誰かの心臓になれたなら】にする』

渉「え、マジ？全然いいんだけど…。
てかめっちゃいい曲だと思うわ！」

『うん、じゃあ決まり！撮ってくる！』

渉「おけ」

私、この曲本当に好きなんだ。
勿論歌詞もいい。サビもいい。全てが完璧。

てことで録音しもす((

『…こんな、世界と嘆く誰かの、生きる
理由になれるでしょうか』

この曲を歌うことで、誰かの命が救えるのならば。心をより込めて歌うんだ。

ーー

すいません、なんか短いですよね…笑

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