親の再婚相手の子供が歌い手だった件について【歌い手】

27話 ページ34

その後、何回かバトルをし、そろそろ生放送も終わりに近づいてきた。

渉「じゃあそろそろ終わろうかー…」

＜まじか…
＜おつたぬ！
＜おつたぬ

『おつたぬ？おつたぬってゆーんだ』

渉「知らなかったんだ」

『いやまあ…(( おつたぬ！！』

渉「じゃあねー」

＜ばいばい！
＜隠神さんもお疲れです！
＜おつかみ？

『お疲れ様です。おつかみ？』

渉「おつたぬ！」

ー生放送終了ー

渉「疲れたぁぁぁ…。…なかなか良かったじゃん。初登場だけどファンいるんじゃない？」

『…私の？』

渉「そう。お前のファン」

『どうかな』

渉「いい感じに性別も隠れてたし」

『確かに』

渉くんは気づいてないのかな。
アンチがいたこと。まああれがアンチとは限らないけれど。

渉「疲れたなあ」

『さっきから疲れたしか言ってないじゃんw』

渉「だって疲れたんだからしょーがないじゃん。………あ、なぁなぁ。俺天才かもしんない」

『え、なに？』

渉「お前さ、歌い手始めない？」

『…は？』

きっと私の頭のうえにはハテナマークがあるだろう。だってそれくらい言ってる意味がわからないんだから。

『ちょっと何言ってるか分からないかな。
いやちょっとくらいじゃないけど』

渉「そのままだよ。A歌上手いのかわかんないけど！」

『いや下手だから』

渉「んなのわかんないだろ？」

『いやマジで！ほんとに！』

渉「じゃあ明日カラオケ行く」

『ええええええええええ』

渉「折角だしそらるさんもまふまふも呼ぶ？」

『いやいやねえほんとにやめてえええ』

渉「いいじゃん。みんなで行った方がいいって」

『行くなら2人にしよう！？』

渉「明日空いてるって。そらまふ」

『はぁぁぁぁぁぁぁぁ！？』

渉「じゃあ明日な。おやすみ」

『えぇ…やだよ…おやすみ…』

思い付いたら風の速さでこなしていくからね。
流石としか言いようがない。

てか普通に考えてみよ？めためた歌が上手い人の前で私の歌を披露するんだよ？
なんかの拷問かよこれ。

やだなやだなやだな。
でも頑張るよ…((

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