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story 9 ページ10

次の日の夜。いつも通り累と森を歩いていると腰に刀を備えた鬼殺隊の人たちに出会った。私の腰に手を添えて守るように引き寄せてくる累は黙ったままだ。その姿を見て驚いたのか、1人の男の人が斬りかかってくる。すると累は私を抱き上げて飛んで後ろに下がった


「父さん、出番だよ」


累がそう言うとその声に反応してお義父さんが木から飛び降りてくる。大きな身体を持つお義父さんに恐れをなして逃げ出す者、勇敢に立ち向かい殺される者、恐怖でその場に座り込む者もいる


「後はよろしくね、父さん」


大きな雄叫びをあげたお義父さんは次々に鬼殺隊を殺していく。真っ赤に染まる木々や地面を見すぎたのか、顔面蒼白になった私を累は子を宥めるように優しく背中を撫でてくれてその場から立ち去った


「大丈夫?でももう慣れなよ」

「...ごめんなさい」

「はぁ...A、傷口見せて」


呆れたのか、溜息をついた累に腕を差し出すと布を取ってこの前を傷つけた所を見る。膿んではいないね、と言った累は愛おしそうにそこに口付けた


「A、そろそろしてもいいと思うんだ」

「...な、にを?」

「ふふっ、わかってる癖に。ねぇ、いいでしょ?」


いやらしい手つきで太ももを撫でた累は私に体重をかけてくる。そして優しく押し倒し、唇にキスを落としてきた。それだけならまだしも、累の冷たい舌が中に入ってきて絡まり着ていた着物が脱がされていく。お腹を這う彼の手のひらが冷たくて、熱くなった身体にはちょうど良かった


「可愛い...食べてしまいたい」

「ん、累にならいいよ」

「へぇ...後悔しても知らないから」


累と初めての夜は冷たくて、でも気持ちよくて、累に愛されていると実感することができた


ありがとう累、大好きだよ

________________________

雰囲気最終回的な感じですが全然ですよ笑

累とのラブシーン難しいんですけど!!
でも累も優しくなってきた!多分!!
あ、えっとですね、この後は夢主ちゃん酷い目に合うんで...ワンクッション挟んどきま〜す

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黛パフェ(プロフ) - 自分のことを愛して必要としてくれる累を最終的に選んだ、ということになります。もし累ではなく炭治郎と先に出会っていたら炭治郎を選んだと思います!というような感じです! (2021年10月27日 18時) (レス) id: 8c9d1a6f15 (このIDを非表示/違反報告)
黛パフェ(プロフ) - ありあさん» 作品を読んでくださり、ありがとうございます。私の中では、人間の自分を助けて必要としてくれた累に依存してしまっていて好きだと思い込んでいる時に炭治郎に一目惚れをしてしまった、という感じですね。炭治郎が夢主を好きだというのを夢主は知らない訳ですから (2021年10月27日 18時) (レス) id: 8c9d1a6f15 (このIDを非表示/違反報告)
ありあ - とても面白かったです。一つ疑問に思ったのが炭治郎に一目惚れしたのに地獄で累にあった時恋焦がれていたと書いてあります。ということは夢主は二人を同時に好きだったということですかね? (2021年9月20日 16時) (レス) id: afb0d23f81 (このIDを非表示/違反報告)
黛パフェ(プロフ) - あやりんさん» 見てくださってありがとうございます。地獄でもラブラブしてて欲しいです笑。本当にありがとうございました! (2020年7月24日 19時) (レス) id: d3f83fb575 (このIDを非表示/違反報告)
あやりん - 感動しちゃいましたーー!!(泣)地獄に、堕ちて、会うなんて。。。もう泣くしか無い!!! (2020年7月24日 17時) (レス) id: 5191a250c9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:パフェ | 作者ホームページ:   
作成日時:2019年8月14日 12時

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