4日目 ページ5
「やあやあ、猗窩座殿!久しいなあ!」
「話しかけるな、腕をどけろ」
「はははっ!相変わらず冷たいなあ。それより、人間の匂いがするぞ?若い女の...」
そう言われて不愉快になった俺は上弦の弐の頭を吹き飛ばした。吹き飛ばされたやつの頭が痛い!と言いながらヘラヘラと笑っている。不愉快で仕方がない。イライラしていると遅れて上弦の肆、伍、陸のやつらもやってきた。久しぶりに無惨様に呼ばれたからか、皆浮き足立っている
「猗窩座」
「はい、無惨様」
俺たちの前に現れた無惨様が俺に声をかけてくださった。忠誠を誓うように膝を地につけて頭を下げるが、頭をあげよと言われ、素直に顔を上げた
「先程お前が気に入っている人間に会いに行った。なかなか肝の据わった女子ではないか」
「っ、!」
なぜ無惨様がAに会いに行く必要があったのだろう。単純な疑問だ。俺以上に人間を嫌う御方なのに。だが無惨様は会いに行った理由もなにも言って下さらず、俺が人間の女に毎晩会いに行っているという情報が十二鬼月の奴らに知られただけだった
「猗窩座殿、その女子に...」
「絶対会わせない」
「猗窩座...その...女子を...守り...たいか」
「...わからない」
何もかもわからない。あいつに会いたくなるのも、誰にも会わせたくないのも全部、俺にはわからない
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rio - とっても素敵なお話でした…!猗窩座殿、好きです…!!ありがとうございます(; ;) (2020年11月1日 21時) (レス) id: 0ce86c1008 (このIDを非表示/違反報告)
黛パフェ(プロフ) - 梦雨さん» ありがとうございます!!猗窩座にはぜひ人間の女の子と絡んで欲しいなあと思って作りました!頑張ります! (2020年4月11日 14時) (レス) id: d3f83fb575 (このIDを非表示/違反報告)
梦雨 - すごく読みやすくて素敵なお話ですね!わたし鬼の中で一番猗窩座が好きなのでこういう作品はすごくありがたいです…!続きがすごく気になります!更新楽しみにしてます! (2020年4月11日 12時) (レス) id: 6806c82317 (このIDを非表示/違反報告)
黛パフェ(プロフ) - マキラさん» ほんとですか!ありがとうございます!! (2020年3月16日 21時) (レス) id: d3f83fb575 (このIDを非表示/違反報告)
マキラ - 正直に言いますと、私は、貴方を尊敬しています! (2020年1月3日 23時) (レス) id: 02a5017c6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:パフェ | 作者ホームページ:
作成日時:2019年9月17日 1時