人間のクズ。

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あぁ、馬鹿だ。

寝るのは嫌なくせに起きたくはない。
それでも朝の時間をたくさん過ごしたくて早く起きる。


それなのにちょっとだけ、ちょっとだけ、朝から言葉を考えなきゃいけない日だった。




このループ生活に少しだけの異常。
なにそれ、朝から忙しい。

朝から音楽聴いて、今日も明日も未来も呪って、はやくループ止まれなんて嘆こうと思っていたのに。




こんな異常が、こんな異常がまたもしも起こるとしたら、起こるとしたなら、ちょっとだけ興味がある。





明日はまたループかもしれない。
それを嘆いて叫びたいのに叫べなくて、一人で泣きじゃくるだろう。私はそういう人間だ。

どうだ？一人、涙をこらえて明日を強く生きるような人間ではないのだから。





泣いて悪いか？うるさいうるさい。私は泣くんだい！明日は苦しいから泣くの！


バーカバーカ。なんとも子供らしい。まるで朝見かけるチビみたいじゃないか。

なんと嘆かわしい。
あのチビ達ですら朝早く起きているというのに。今日を楽しんで生きているというのに。


私はカバンの重みで肩を痛ませている。
痛いのは嫌いと言ったのに。

あぁ、嫌だ。
朝から嫌なものを見た。





ブッサイクな顔である。
涙をにじませ、ほんの少し嬉しそうに私に笑いかけてくる。
私の顔はそんなに酷いか？そこまで面白い顔か？

あぁ、そうだ。変だ。実に酷い。


朝から泣きそうな顔して鏡を見てる。ブスがさらにブスだと笑っている。


私は今、こんな顔をしてるのか。








普段はつまらなさそうな顔で、眠そうな顔でいるのに。今日ばかりはそうはいかせてくれないようだ。


あぁ、喉がモヤモヤしてきやがった。目が潤うな。

バーカ。止まれよバーカ。私はもう家を出なければいけないのだよ？


バーカ。阿呆。クズの極み。
無理無理、止められないさと目の前の奴が諦め半分笑ってやがる。








今日も呪うぞ運命め。



もし帰りに事故にも会えずに生きながらえてしまったら、明日を待つまで暇な時間。

また話そう？誰に言っているんだよ、私はやはりとんでもない阿呆だな。

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