【SERVAMP】 一帯誰が←シリーズ・アンコール【アンソロジー】２

少年とキスと夢心地 2 ページ36

Aと一緒に貴様ちゃん家に行くと、もうすでにオレ達以外集まっていた。


御園「遅いぞ貴様ら。」
リヒト「ダークエンジェルの髪は男になっても綺麗だな。」
ロウレス「ダークエンジェルちゃん早くこっち来るっス！！兄さんも早く！！」
鉄「ん。この菓子うまいな。」
A「ごめんな。クロが大変な時にゴロゴロしててさ〜。」


Aはオレを掴むと、人型に戻れとぶんぶん振る。
仕方なく人型に戻り、Aの方を振り返る。


クロ「おい、いたいけな猫にそんなことしちゃいけねーんだぞ・・・。」
A「どこらへんがいたいけな？いたいけなっていうのは私みたいな子に使うんだよ？」
クロ「いや、お前の方がいたいけからかけ離れてるだろ・・・。女子力永遠のぜ「よし、クロ。歯ぁ食いしばれ。」・・・スミマセン。」


にこやかに拳を構えるAは最早凶器でしかない。
誰だよこんな女子力皆無系兵器生み出したのは・・・。


リヒト「・・・おい、ダークエンジェル。」
A「何です？」
リヒト「誰のキスで元に戻るのか決めたのか？」


天使ちゃんが突如爆弾を落としたがために、Aの顔がみるみる内に赤く染まる。
それを見た瞬間、全員目の色を変える。


御園「こ、ここはし、親友である僕に決まっているだろう！！」
鉄「キス？で姉貴が元に戻るなら、オレがするぜ。」
リヒト「天使が元に戻るには天使である俺が相手だと決まってるだろ。・・・ダークエンジェル、俺の手を取れ。」
ロウレス「みーんなかたっくるしいっスから、ここはオレに任せるっス！！」
御国「オレのせいでこうなったんだから、オレが責任取るよ。」


Aの口からは、あ、とかう、とかが漏れる。
・・・はぁ。仕方ねぇ。


クロ「ここはどー考えても、Aの真祖であるオレの役目だろ・・・。」


目を見開くAをよそに、キスをしようとした


・・・が。


ーチュンッ、チュンッ。


そこでオレは目が覚めた。

少年とキスと夢心地 3→←少年とキスと夢心地

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す