【SERVAMP】 一帯誰が←シリーズ・アンコール【アンソロジー】２

桜の夢メモリーズ 10枚目 ページ17

「「はぁぁぁぁ？！？」」


『そんな反応されると嬉しいな！ありがとう！』









「え？！なにそれ！？呪文？！呪文とか言ったの？！」









『いや呪文は唱えてないけど』



少し苦笑いしながらカウンターテーブルに行儀悪く腰掛ける。
なんて説明しようかな。桜哉そんなに睨まないでよ……困る……


『君たちさ、校庭の隅にあった桜の木、覚えてる？』


そりゃあ、まぁ。と頷く2人。息ぴったりだね。


『私はその桜なの。信じなくてもいいよ。でもね？私は夏休みに。学校が爆破させたと同時に、私は消えた』



目を丸くしながら、でも2人は、優しいから。黙って聞いてくれてる。


『でもね？やっぱり最期に2人に会いたくて。2人が入り浸るココを選んだの。どう？』






『私はね？この後、君たちの未来を全て知ってるんだよね。そりゃあ消えて無くなったから。もうなんでもありだよ』









「教えてくれるの？！」









『A。未来は教えてもらうものじゃないんだよ？』









「なんで俺らの前に現れた？」








『言ったじゃん。純粋に、会いたかったんだよ』






本当にね。



『それに、最近2人も話してないでしょ？折角だし、仲良いところ、最期に見せてよ』





そう言ったら、Aは嬉しそうに頷く。桜哉も、渋々だったけど、少し頬が赤いから嬉しいんだろう。








この後、3人がなにを話したかは、









きっと、いつか、近い未来に。









全てが解決した、未来で。









あの校庭でーー









いつだって、思い出(夢)は









心の中に。









桜の夢メモリーズend。

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