好きになっちゃいけない人。2

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涼太 side


とっても純粋な子だなって思った。



何に対しても楽しそうで見てるこっちが幸せな気分になった。



涼「楽しい？｣



『とっても！久しぶりだったから余計！』




涼「良かった。｣




Aはずっとニコニコしていた。




笑顔が1番似合う女の子。




それは図書館で初めてあった時からそう思っていた。



ロングの綺麗な髪が笑うたびに揺れて。



Aと目が合うと、心臓がトクトクして。



どうしようもないくらいAが欲しい。



俺のモノにしたいって思ってしまう。



Aが俺に気がないことなんてわかってる。




けど諦められない自分がいる。



涼「ねぇ。A？｣




『ん？なに？』



俺が呼びかけると振り向くA。




その仕草、俺と目が合う大きな瞳。




全部がどうしようもなく好き。




『えっ、、、、んっ。』




それはもう衝動的、瞬間的に、だった。




『涼太、、、、くん？』





俺はAにほんの少し軽く触れるだけのキスをした。





唇を離すと大きな目をさらに大きく見開き固まっている。




『あ、、、あの、、、。』




涼「俺、Aのことが好き。｣




『、、、、、っ！』




そう伝えると顔を真っ赤にするA。





そういう所がどんどん俺を虜にしていくんだよ。




涼「そういうことだから。あ、こんな時間だね。もうで 出ようか。｣




『う、、、うん。』




返事をしたのにびっくりしたのか動かないAをよそに俺はAの手を引き水族館を後にした。

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