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翌日。



朝食の準備をしていると亜嵐くんがリビングへ降りてきた。




亜嵐くんは昨日ほとんど部屋から出てこなかった。




『おはようございます。』



亜「おはよ。」




私と目を合わせずに挨拶をする亜嵐くん。




亜嵐くんは私のことをどう思っているのだろう。




亜「ねぇ。」



『っはい、、、。』



朝食を机に用意すると私に目線を投げかけ呼びかけた。




亜「あいつのこと好きなわけ?」




そう聞いてきた。




なんでこんな事聞くのだろう。




亜嵐くんは私に興味なんてないはずなのに。



私は言葉に詰まる。




その言葉をどう捉えたらいいのだろう。




私のことを気にかけてくれている訳では無いと思う。



そんな思い込みなんかしたって虚しくなるだけだ。



亜嵐くんが私のことを好きになることなんてありえない話なのだから。




亜「好きでもないやつと婚約するの?」




『、、、、。』




亜「どうなの?」



亜嵐くんの口調からしてだんだんと苛立っているような感じがした。



どうだって言われてもなんて返せばいいかわからない。



本当のことを言うわけにはいかない。




『っわからない、、、です。』



私は亜嵐くんから目をそらしてリビングをあとにした。




私は一体どうすればいいのだろうか。







裕「おはようさん。A。」




『あ、おはよ裕太。』




裕「なぁなぁ今日の古典の課題やった?オレやってなくてさー。今日俺当たるからちょい見せてや。」




『えー。もうしょうがないなぁ。はい。』



裕「ほんまにありがと!」




学校に着くと私と裕太でたわいのない話。



裕太にはこれ以上心配家たくないから涼太くんの婚約の話は言わなかった。




昼休み。



ケータイを開くと涼太くんからメールが来ていた。



涼《日曜日、○○っていうレストランで待ってるね。俺の両親も一緒だけど緊張しないでね。》



内容は今週の日曜日のことだった。



私は分かったという了承のメールを返信した。



まだ私はどの選択が正しいのか分かっていない。



それでも私は答えを出さなくては行けなかった。

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さのひな。(プロフ) - wanaさん» これから亜嵐くんが積極的になります!お楽しみにしててください!! (2018年8月2日 19時) (レス) id: 1d540c02f4 (このIDを非表示/違反報告)
wana - ひき止めちゃう(。>д<) 両思いなのに離れてしまうのか(>_<)さぁどうなる?どうなる?! (2018年8月1日 20時) (レス) id: 6b71f40621 (このIDを非表示/違反報告)
さのひな。(プロフ) - wanaさん» これから行動起こしていくと思います!!期待していてください!あのGENE犬グッズ欲しいです!!早く商品化して欲しい!!プリレジェも欲しいなぁ〜笑 (2018年8月1日 13時) (レス) id: 1d540c02f4 (このIDを非表示/違反報告)
wana - 切ないですね(。>д<)亜嵐ちゃんどうする(>_<) UEOキャッチャーでGENE高のgene犬ぬいぐるみが(^_^)vでも普通に販売していただきたいですな。プリジェレグッズもonlineで (2018年7月31日 21時) (レス) id: 6b71f40621 (このIDを非表示/違反報告)
さのひな。(プロフ) - かたつむりさん» ありがとうございます!隼くん好きなんですか!私の目標は全メンバーとの小説を書くことなのでいつか隼もかけたらいいなーって思います!これからも更新楽しみにしていてください! (2018年7月31日 21時) (レス) id: 1d540c02f4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さのひな。 | 作成日時:2018年7月17日 14時

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