好きになっちゃいけない人。2

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数日後。



私はもう普通に学校へ行っている。




亜嵐くんとはあれから何も無い。



私自身も亜嵐くんとどう接していいか分からなかった。



亜嵐くんのことを諦めるのか。それとも自分の気持ちを貫き通すのか。



裕「涼太ってやつとは最近どうなん？｣



お昼休み裕太がそんなことを聞いてきた。



『んと、なんか来週話あるってメール来た。』



裕「話？告白かな？A交際申し込まれるんちゃうん？｣



涼太くんから今朝そういうメールが来ていた。



来週話したいことがあるから時間を作って欲しいというメール。




時間ならあるが内容についてメールには書かれていなかったから気になる。






その日の夜。


家に帰ると見覚えのない靴が玄関に。



きっと秀次さんのものだろうと思いリビングへ行くとやはり秀次さんだった。



秀「久しぶりだね？元気かな？｣



『はい！お久しぶりです。』



私は秀次さんにお辞儀をした。



『あ、夕飯準備します。』



そう言ってキッチンに行こうとすると



秀「ちょっとこっちに来てくれるかい？｣




そう言って秀次さんの相向かいのソファに座るように促された。




秀「実はAさんのことをとても気に入ったという人がいてね。｣




『、、、、えっ？』




突然のことで頭がついていかない。




『それは、、、どういう、、、。』




秀「Aさんもご存じの通り片寄さんのお家とは仕事上とても仲良くさせていただいていてね。



そしたらAさんと片寄さんのご子息が仲が良いと伺ったんだ。



ご子息はAさんのことをとても気に入っているそうで。



片寄さんの方からAさんを婚約を視野に入れて交際したいと言われてね。｣




『、、、、。』




もう何が何だかわからない。



涼太くんと？私が？婚約？どういうこと？




秀「片寄さんのご子息がAさんのことをとても気に入っていると言っているんだ。もちろん、君の意思を尊重するけれど。｣




『、、、、。』



もしも受け入れたら？




、、、、もしも断ったら？



私のせいで両家に亀裂が入ってしまう、、、なんてことなきにあらずだ。



そうなるとせっかく雇ってもらった秀次さんにとても迷惑がかかるのではないだろうか。



『あ、、、あの、、、。』



秀「すぐにとは言わないよ。来週片寄さんがAさんに会いたいと言っていたからその時でもいいと思う。｣

と、その時。



亜「ただいま。｣

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